日刊サイゾー トップ > 社会  > EMA事業終了でネットが不自由に?

モバイルコンテンツ審査・運用監視機構の事業終了で、ネットの世界は不自由になる?

※イメージ画像

 2008年の設立以来、携帯サイトへの過度な規制を防ぐ役割を果たしてきたモバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)が、来年の4月で事業を終了する。

 ネット環境の変化により、その役目を終えたとされるが、これは携帯サイトのみならず、インターネット全体に新たな不安を抱かせる問題となっている。

 EMAは、携帯電話で閲覧・利用されるコミュニティサイトなどに対して、運用や管理体制を審査・認定するほか、有害サイトへのアクセスを制限するフィルタリングの改善などに取り組む第三者機関である。

 設立当初は、各携帯電話会社が独自に行っていた青少年へのフィルタリングが過剰にならないように、歯止めをかけるなどの役割を担ってきた。

 ところが、近年になりスマートフォンが普及したことで、状況は一変。携帯サイトはほぼ姿を消し、フィルタリングをどう実施するかは、より煩雑な問題となった。

 こうした状況を受けて、EMAは大手携帯電話会社と体制の再編整備を協議してきたが、合意には至らず解散を検討することになったのである。

「すぐに、どうこうということはないでしょうが、将来的にこの事業打ち切りは間違った選択となるでしょう」

 そう話すのは、ネットの青少年保護制度に詳しい研究者。

「第三者機関がないということは、携帯電話会社各社が、青少年のスマホで閲覧してよいサイト、ダメなサイトを判断するわけです。とても不十分ですし、蓋然(がいぜん)性がない。結局は、Googleなりの判断基準が採用されることになります。ともすれば、日本人の感覚ではまったく問題ないサイトが、Google基準でNGになり、フィルタリングされてしまうというケースも十分想定されます」

 第三者機関の消滅で失われるのは、“青少年に有害か否かについての蓋然性の高い判断基準”というわけか。
(文=是枝了以)

最終更新:2018/05/16 22:30

モバイルコンテンツ審査・運用監視機構の事業終了で、ネットの世界は不自由になる?のページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

絶対的満足度の至宝店すべて見る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

テレビウォッチャー・飲用てれびの『テレビ日記』

テレビの気になる発言から、世相を斬る!

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

腹筋王子カツオ『サイゾー筋トレ部』

“腹筋インストラクター”腹筋王子カツオさんが、自宅でも簡単にできるエクササイズを紹介!

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ
イチオシ企画

【PR】DYM・水谷佑毅社長の野望とは?

医師免許を持つ、ベンチャー経営者の異色の半生!
写真
特集

伊勢谷友介大麻取締法違反で逮捕の衝撃

名俳優の逮捕で、映画・ドラマにも波紋が…
写真
人気連載

ナイツが語るYMOと“テクノ漫才”

 テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週...…
写真
インタビュー

やさぐれキャラ・納言の戦略

「神田の女はすぐ金券ショップに入るなあ!」 ――タバコ。ライダースジャケット。そして、東...
写真