日刊サイゾー トップ > 芸能 > ドラマ  > 『シグナル』衝撃のぶん投げラスト!

『シグナル』最終話は、ご都合主義のオンパレードで混線の末、衝撃のぶん投げラスト!

 封筒の消印を頼りに龍宮岬を訪れる健人。車を運転するシーンに、「諦めない限り未来は変わる」という健人のナレーションが挿入されます。そしてそこへ、真っ白な光に包まれた部屋で大山がベッドから起き上がり、窓辺に立ってカメラを振り返る、という清純派女性アイドルグループのMVの一場面のような、フェアリー感あふれる映像がかぶります。

 なんじゃこりゃ、と思いつつ見ていたら、ここでまさかの終了。え、終わり!? 一瞬、我が目を疑い、そして次に、今回が最終回という我が認識を疑ったのですが、まぎれもなく今回がラスト。あまりのぶん投げっぷりに、しばらく絶句してしまいました。

 いや、狙いはわかるんです。名作ドラマや映画などには、余韻の残る素晴らしいラストがつきもの。「主人公たちの人生はこの後、どうなってしまうのだろう」と、視聴者に想像を喚起させるようなシーンですね。

 ただ、このドラマに関しては、“過去とつながる無線機”というミステリー要素があるんですよ。この超常現象を説明するのは無理でしょうけど、「いやぁ、あれは何だったんだろうね」と、健人と大山が語り合うなり何なり、何かしらのフォローは必要だったのではないでしょうか。

 それと、その無線機でのやりとりが、今回はこれまでにも増して混線模様でした。谷原記念病院を訪れた大山が、第1話で無線機を発見したばかりの健人と通信していたりと、時間軸がごっちゃごちゃでワケがわかりません。

 で、過去が変わったことで現在に変化が生じても、健人だけはなぜか以前のタイムラインの記憶が残っているんですよね。今回に限ったことではなく、このドラマは総じてご都合主義のオンパレードでした。

 まあ、でも、時空を超えて通信できる無線機をストーリーの主軸に置いてる時点で、突拍子もなく都合がいいドラマであって、それを指摘したら元も子もなくなってしまうんですけどね。ただ、無線機以外の部分ではリアリティーを追求して欲しかったな、というのが全話を振り返っての感想です。

 しかし、主演の坂口が回を追うごとに成長を見せたことは、演劇業界にとって大きな収穫だったのではないでしょうか。大山役の北村も熱演を披露していただけに、今度は無線機抜きで、単純にバディものが見てみたいな、という気もします。ラストシーンをぶん投げてしまったため続編は難しいでしょうが、フジテレビ版“相棒”に期待します。
(文=大羽鴨乃)

最終更新:2018/06/13 20:00
12

『シグナル』最終話は、ご都合主義のオンパレードで混線の末、衝撃のぶん投げラスト!のページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

絶対的満足度の至宝店すべて見る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

テレビウォッチャー・飲用てれびの『テレビ日記』

テレビの気になる発言から、世相を斬る!

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

腹筋王子カツオ『サイゾー筋トレ部』

“腹筋インストラクター”腹筋王子カツオさんが、自宅でも簡単にできるエクササイズを紹介!

イチオシ企画

【PR】DYM・水谷佑毅社長の野望とは?

医師免許を持つ、ベンチャー経営者の異色の半生!
写真
特集

問題案件連発でジャニーズ帝国崩壊!?

マッチの不倫や山下智久の退所などが重なり、ジャニーズの根幹がゆらぎ始めている…。
写真
人気連載

女性の意識の変化を描いた小津安二郎

ドラマ『チャンネルはそのまま!』(HTB)や...…
写真
インタビュー

なかやまきんに君インタビュー

 昨年から引き続き日本を席巻している筋トレブーム。パーソナルトレーナーは一般化し、N...
写真