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マネジャー不足にあえぐ吉本興業 若手芸人に「マネジャー兼任」を打診? リスク高いと懸念も

※イメージ画像

 どれだけポテンシャルの高いタレントがいても、優秀なマネジャーがつかないと、チャンスを逃してしまうのが芸能界。それどころか、お笑い系事務所の場合、優秀かどうかの以前に、そもそもマネジャーの数がまったく足りていないというケースも少なくない。

「若手芸人は仕事も少ないので、1人のマネジャーが複数の芸人を担当するケースがほとんど。ですが、その複数の中の1組が売れてしまうと、その芸人につきっきりになって、残った芸人たちは放置されてしまう。その中に売れそうな芸人がいても、ほぼノーチャンスとなるわけです。マネジャーがもっとたくさんいれば、チャンスをつくることも生かすこともできるんですけどね」(芸能事務所関係者)

 そんな状況を打破すべく、お笑い系芸能事務所の最大手・よしもとクリエイティブエージェンシーが、とんでもない策を企てているというのだ。

「くすぶっている若手芸人の中から、実務的に優秀そうな人材をピックアップして、“マネジャー兼任”という形にさせようとしているとのことです」(同)

 つまり、芸人としての活動を継続したまま、吉本のマネジャーとしても働く“マネジャー兼任芸人”をつくり出そうとしているのだ。

「芸歴10年以上くらいのキャリアがあって、業界内部の仕組みがわかっていることが最低条件。さらに、社会人としての一般常識がありそうな芸人に対し吉本側が面談を行い、“マネジャー兼任に興味はあるか?”と意思確認をしているとか。実際には、まだ動いてはいないようですが、適任と判断された芸人がいた場合は、“マネジャー兼任”として、担当芸人の現場に帯同したり、テレビ局や媒体とやりとりをしたりすることになるでしょう。報酬の形態は、芸人としてのギャラの他に、“マネジャー手当”のようなものがつくと思われます。あるいは、“契約社員”のような形で芸人を採用する可能性もありそうですね」(同)

 兼任というわけではないが、すでにマネジャーを介さずに自らの仕切りで仕事をこなしている芸人も何人かいるという。若手芸人はこう話す。

「何か突出した趣味などを持っていて、それに関連する専門的な分野の仕事がある芸人さんは、これまで築いてきたコネクションを使って、自ら仕事を取ってくることが多い。そうやって取ってきた仕事をいちいちマネジャーに預けていろいろ交渉するというのも面倒なので、結果的に自分で全部を仕切っている芸人さんもいます」

 マネジャーの数を補うという意味では“兼任”も有効だが、一方で弊害も懸念される。

「事務所を通さない“闇営業”が増えるのは間違いないでしょう。さらには、マネジャー兼任芸人が独自に人脈をつくって、そのまま独立してしまうという可能性もありうる。吉本としてはそうならないようにうまくハンドリングをする必要があるでしょうね」(前出・芸能事務所関係者)

 人手不足解消にはつながるが、リスクも大きい“マネジャー兼任芸人”。そんな危険な策に手を打って出なければならないほど、吉本内部の状況は芳しくないのかもしれない。

最終更新:2018/07/04 23:00
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