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振替輸送で人が押し寄せる……ローカル過ぎた新幹線駅が、まさかの大混雑へ

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※イメージ画像

 記録的な豪雨による大水害で、甚大な被害を受けた広島県内の鉄道網。その影響で、これまで考えもしなかった光景が見られるようになっている。

 今まで、お荷物同然だった新幹線駅に乗客が殺到しているのである。

 今回、いくつもの鉄道路線が復旧まで長期間かかると予想されている広島県内の鉄道網。そうした中で、特に影響が大きいのが山陽本線である。

 いまや、山陽新幹線に主役の座を譲ったとはいえ西日本の重要な幹線。人だけでなく貨物列車も多く走る大動脈だ。

「あちこちで、線路が宙に浮いているし、いったい、いつになったら復旧するのやら……」

 広島県内の知人に安否を確認しようと電話をすると、そんな話が。線路下の盛り土の流出などがひどく、もう鉄道は当分復旧しないと諦めムードの様子。広島県内で不通になっているのは、福山駅から海田市駅までという長大な区間。この区間の振替輸送のために、JR西日本が行っているのが新幹線の利用である。特例として、在来線の運転見合わせの区間の定期券や回数券を被災前に購入、所持している利用者は新幹線を利用できることになったのである。

 これによって、ガラリと風景を変えているのが、新幹線の東広島駅と新尾道駅だ。

 どちらも、停車するのは「こだま」と、ごく一部の「ひかり」だけという新幹線のローカル駅。これまで、この駅は「本当に新幹線の駅なのだろうか?」とビックリする駅であった。繁華街からは、驚くほど遠い。東広島駅に至っては、市の中心地である山陽本線の西条駅とバスで数十分かかるほど離れている。おまけに、そのバスも1時間に1本程度。

 駅周辺は「最近は賑やかになった」というが、ホテルやコンビニがあるくらい。おまけに、券売機のほか窓口はひとつだけ。

 そんな駅に向けて、振替輸送の利用客が詰めかけているのである。現在でも通勤ラッシュの時間帯には入場制限がかけられる混雑。しかも、これまで西条駅~東広島駅間だけだった連絡バスが、周辺駅発着も増便されるそうで、混雑は増しそうだ。

 だが、そんな混雑に驚きつつも興奮しているのは新尾道駅のほう。この駅、請願を繰り返し地元から建設費用を負担して、なんとか完成したのにもかかわらず、まったく使われない駅なのだ。1988年の開業以来、毎日の利用者数は1,000人程度。2010年からの3年間と14年には、1,000人を割るという悲惨なローカル駅になっている。

 それというのも、「のぞみ」や「さくら」も停車する福山駅が近いため、市街地からも離れた新尾道駅をわざわざ利用する必要性もなかったのだ。

 そんな駅も、その福山への通勤・通学客で利用者が増えている状態だ。

 まさか混雑する東広島駅や新尾道駅が、この世に出現するとは……。近々、広島へ経済を回しにいく際には、その様子も迷惑にならないように見ておきたい。
(文=昼間たかし)

最終更新:2018/07/29 18:00
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