日刊サイゾー トップ > エンタメ  > フジ『極タウン』は全旅番組のパクり

『めちゃイケ』後番組が4カ月で打ち切り……『極タウン』は“すべての旅番組のパクり”だった?

『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の後番組として放送されていた『世界!極タウンに住んでみる』が、9月15日で打ち切られることがわかった。同番組のスタートは5月なので、実質的な放送期間は4カ月ほどである。

 この番組は、現在流行りの旅系バラエティの一種であるといえるが、既存の人気番組の要素を寄せ集めただけといえよう。

「『極タウン』は、世界の驚くべき極端な街に番組ディレクターが潜入する構成が取られています。現地にタレントを派遣するわけではないので、タレントのスケジュール確保やギャランティの支払いの必要がなく、制作予算は安上がりだといえるでしょう。番組としては『陸海空 地球征服するなんて』(テレビ朝日系)における“ナスD”のブレイクを意識したのかもしれませんが、こうしたキャラクターは簡単に作り出せるものではありません」(放送作家)

 さらに番組コンセプトである「こんな場所に人が住んでいるの?」といった驚きスポットの探訪は『クレイジージャーニー』(TBS系)を彷彿とさせる。

「もはやこの手のネタは飽和状態にあるといえるでしょう。単に海外の驚きの映像を見せるだけでは視聴者は納得しません。それゆえに『世界の村で発見!こんなところに日本人』(テレビ朝日系)のような、説得力のあるコンセプトが求められるのです。あるいは『進め! 電波少年』(日本テレビ系)から『陸海空~』などに受け継がれている、若手芸人が体を張る企画なども視聴者ウケがいいでしょう。ともかく旅番組が人気だからと安易に立ち上げるだけでは失敗は避けられないでしょう」(同)

 そもそも、立ち上げ時の企画力からして足りなかったというのが実情だろう。
(文=平田宏利)

最終更新:2018/09/16 12:00
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