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鹿島アントラーズACL優勝の裏で、中心選手がJリーグ批判!「鹿島に嫌がらせをしている?」

三竿健斗インスタグラムより

 昨年の浦和レッズに続き、今年は鹿島アントラーズがAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)を制した。

 日本サッカー協会(JFA)田嶋幸三会長やJリーグ村井満チェアマンが祝福のコメントを発表する一方で、鹿島の中心選手で森保ジャパンにも選出されている三竿健斗がJリーグを批判するようなハッシュタグ付きエントリーをインスタグラムにアップし、話題となっている。

 三竿は、「鹿島に来て3年目。チャンピオンシップはベンチ外。天皇杯はベンチ。去年の最終節は最後の最後でタイトルが獲れなかった。しばらくは切り替えられなかった。悔しい思いをすることがこの1年間多かった。それでも悔しさをバネにこの最高の仲間たちと優勝することができた。最高のサポーターたちが常に応援してくれた。鹿島の歴史にACLのタイトルを加えることができた。鹿島の歴史に名を残せた。最高!!!!」というコメントとともに、笑顔でトロフィーを抱える自身の写真をアップした。それ自体は問題ないが、以降のハッシュタグに、

「#日程鬼だよ #決勝の間に試合はダメだよ #中2日で1試合目もダメだよ #そんなにタイトル獲らせたくないのね #誤審やたら多いしね #そんなことしても俺らは勝つよ」

とJリーグやJFAに対する不満を残したのだ。実際、そのような雰囲気はあるのだろうか? サッカー関係者に訊いた。

「今年はFIFAワールドカップ2018ロシア大会があったため、より過密日程となりましたが、毎年、ACLに出場するチームは苦しんでいます。昨年も浦和レッズが、ACL決勝から1週間でJリーグの試合を2試合こなしています。この問題はJリーグのチーム数を減らさないと解決できないので、鹿島に対する嫌がらせではありません。今年は鹿島がACLを制し、FIFAクラブワールドカップに出場することになったため、JFAは天皇杯の日程を鹿島ベースで調整しています。JリーグやJFAには鹿島スタッフと親密な者も多く、三竿の主張はありえませんよ(笑)」

 ではなぜ、三竿はそんなハッシュタグを残したのか?

「鹿島は敵を外部に作ることで、内部の結束を強くする傾向にあります。たとえば、2011年まで鹿島の監督を務めたオズワルド・オリヴェイラ氏は、記者会見で、通訳がもらい泣きするほどに切々と『なぜ、鹿島にばかり誤審が……』と訴えたことがあります。そういった熱が選手やサポーターに伝染し、チームの士気を上げていく。そのオリヴェイラ氏ですが、現在は浦和の監督を務めており、鹿島時代と同じように不満を連発しています。つまり、鹿島だけがJリーグやJFAから理不尽な扱いを受けているということはなく、どのチームにいても、感じる人はそう感じるということなんです。そして、チームマネジメント上のパフォーマンスとして発言している場合も」(同)

 実際、三竿の発言を受け、鹿島サポーターたちは仮想の敵に対する結束を強めている。そしてそれが、試合中の審判に対するプレッシャーをかける、大きなブーイングにつながっていくのだろう。良しあしは別として、こういったプロセスが、鹿島の強さの秘訣なのかもしれない。

(文=TV Journal編集部)

最終更新:2018/11/12 18:00
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