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『イッテQ!』過剰演出認める……1990年代の『電波少年』企画は、さらに過激だった!

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『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のやらせ疑惑を「週刊文春」(文藝春秋)が報じた問題で、ラオスの「橋祭り」に続き、タイのカリフラワー祭りにも同様の疑惑があると続報が報じられた。これを受け日テレは過剰演出を認め、当該企画を当分中止にすると発表した。今のところ番組自体の打ち切りは発表されていない。

 今回の件を受け、あらためて「バラエティ番組の演出」について議論を呼び起こしそうだ。『イッテQ!』には、1990年代の人気番組である『進め! 電波少年』『ウッチャンナンチャンのウリナリ』のスタッフが参加している。いわば日テレの人気ドキュメントバラエティの系譜に位置づけられる。これらの番組も今からすれば疑惑の映像が多く存在する。特に『電波少年』の海外ロケスペシャルである『電波少年インターナショナル』は顕著である。

 今回、カリフラワー祭りの捏造疑惑が生じたタイでは、松村邦洋が象に覚せい剤を打って酷使する悪人を注意するためジャングルの奥地へ入っている。だが、松村が単独で犯人グループに接近したところ拉致されてしまう。スタッフが警察に救助を要請し、ジャングルの中で銃撃戦が始まり、アジトに一人残された松村を救出する流れだが、どうも流れがスムーズである。

 さらに、ユーラシア大陸横断ヒッチハイクでタイに入国した猿岩石は、家電を押し売りする日本人詐欺グループに間違えられ、一時、警察に拘束されてしまう。しかしこの場所は首都バンコクから南に200キロも離れた場所で、西へ向かう旅のルートと合わない。

 タイのお隣の国であるカンボジアには松本明子が、故・ダイアナ妃の意思を継ぐべく地雷撤去に向かう。信管抜きなど危険な作業も行った松本だったが、そのとき、サイドブレーキを引き忘れた車が暴走し、地雷原に突入し爆発するシーンがある。これも、できすぎたタイミングだ。

 90年代の『電波少年』には疑惑のシーンが多くある。それでも、『イッテQ!』のようにやらせ問題が大々的にクローズアップされることはなかった。それだけ牧歌的な時代だったのだろう。
(文=平田宏利)

最終更新:2018/11/17 06:00

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