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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『M-1』打ち切りもありえる!?

とろサーモン久保田・スーマラ武智“上沼恵美子に暴言”の深刻余波「M-1打ち切りもありえる」

とろサーモン・久保田かずのぶ

 とろサーモン・久保田かずのぶとスーパーマラドーナ・武智が2日の『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)終了後に、審査員を務めた上沼恵美子に対する暴言をネット動画で配信した問題が、深刻な余波を広げている。

 新星・霜降り明星の戴冠で今年の『M-1』が幕を閉じ、日付が変わった3日未明、武智が自らのインスタライブで飲み会の様子を配信。酒に酔った様子の久保田が「酔ってるからっていうのを理由に言いますけど」と切り出し、言葉を選びながらも上沼の審査を痛烈に批判。武智が合いの手を入れるように「右のオバハンにはみんなうんざりですよ」「更年期障害かって」と続けた。飲み会には同番組に出演していた和牛・水田信二、ギャロップ・林健、かまいたち・濱家隆一も同席していた。

 関西芸能界の“大御所”として絶大な知名度と人気を誇る上沼への人格攻撃とも取れる批判動画は武智のアカウントからはすでに削除されているが、拡散はしばらく止まりそうもない。

 今回の暴言騒動について、お笑い関係者が語る。

「久保田と武智、林の3人は大阪NSC22期生の同期ですし、水田と濱家も、長く関西の劇場で同じ釜の飯を食ってきた仲間ですから、気持ちはわからないでもありません。飲み会でクダを巻くのもいいですが、ネットで配信してしまったのは、あまりにも筋が悪い。上沼さんは常々『M-1の審査員をやりたくない』『松本(人志)の依頼だから』と口にしていましたから、彼らは松本の顔に泥を塗ったことになりますよ」

 上沼は後にラジオで審査員からの引退を宣言。「むしろ(現役の漫才師として)出たい」とユーモアにしてみせたが、内心は穏やかではないだろう。

 だが、事態は上沼の引退と2人の謝罪だけで済みそうもない。

「久保田は単なる先輩芸人ではなく、昨年の王者。つまり、『M-1』を象徴する存在としての振る舞いが求められる立場です。武智も近年は『オレがいちばんM-1のこと思ってるからな!』のセリフで“M-1愛”をアピールしていましたし、3年連続準優勝の和牛と、昨年『キングオブコント2017』を獲ったかまいたちは、来年の優勝候補本命でもある。くしくも『M-1』の過去と未来を担う芸人たちが揃って映り込んでしまいました。番組全体に遺恨を残すことになりますよ」(同)

 さらに、影響はスポンサー筋にも広がりそうだ。

「昨年、今年と、番組放送後にスポンサーのSUNTORY主催で“打ち上げ”がネット配信されています。看板商品である『ストロングゼロ』を飲みながら、千鳥の2人が決勝進出メンバーに話を聞くというスタイルですが、この配信の中で久保田以外の面々がゴクゴクとストロングゼロを飲むシーンが、しきりにアピールされました。久保田らが『酒に酔って』と今回の舌禍について釈明すればするほど、SUNTORYのアルコール飲料に対するイメージが悪くなるという構図です。SUNTORYがスポンサーを降りれば、来年以降『M-1』の開催が危ぶまれる可能性も少なくありません」(同)

 松本人志の意向と、大スポンサーの去就。来年のM-1開催には、2つの不安要素が大きく横たわることになった。ちなみに配信中、水田は先輩たちの尻馬に乗ることなく終始苦笑いを浮かべ、濱家は顔を伏せている。主な発言者は久保田と武智、林という、すでにM-1出場資格のなくなった3人だった。

最終更新:2018/12/06 10:19
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