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「スーパーフリー」和田真一郎、15年ぶりの娑婆で「スマホにびっくり」「ステーキに感動」

 お次はフライデーから。お笑い芸人のオードリー春日(春日俊彰・40)が、長年独身を貫き、カネを貯めることに打ち込んできたが、ついに結婚しそうだという。

 相手は、都内下町に住む女性で、彼女も同じ年だそうだ。彼女は都内のドッグカフェで働く一般女性で、知り合ったのは5年前になるという。

 2月1日の前夜、彼女の実家を訪れ、一夜を過ごしているから、親も公認なのだ。

 彼女の自宅前で直撃した彼女の父親は、挨拶は済ませていると語り、春日のことは「別に普通だよ。無口な人だからね。そりゃ、テレビとは違うよ!」といっている。

 お笑い芸人や喜劇役者は、外で笑わせる分、家では無口なものだ。典型は渥美清だろう。親の前でも無口なのは、気を使わないからだろう。結婚は間違いないようだ。

 次はポストから。NHKが組織を大改編しようとしているそうだ。

 だが、文化・福祉番組部の職員(海外留学中の部員を除く)全員が、制作局局長に「要望書」を出したというのである。

 そこでは、「現状の説明では納得がいかない」「番組全体の多様性が失われる」と書かれているそうだ。

 この部は、ドキュメンタリー番組の「ETV特集」や、LGBTや障がい者の悩みなどを取り上げる「ハートネットTV」など良心的な番組が多い。

「ETV特集」では、憲法九条や日本の戦争責任、女性の権利などを取り上げている。

 有名なのは、2001年に放送した「ETV2001 問われる戦時性暴力」という中で、慰安婦問題を扱う女性国際戦犯法廷を取りあげたことだ。

 当時幹事長代理だった安倍晋三が、放送日前にNHK幹部と面会し「一方的ではなく、公正で客観的な番組にするよう」番組内容の変更を求めたことが、後に明らかになる。

 そうしたこともあって、安倍首相とNHKの現場の間に確執があり、これまでも、安倍は自分に近い人間を経営委員に送り込み、ついには籾井勝人という人間を会長にまで据えたのである。

 政治部長をやった小池英夫を報道局長にし、やはり政治部の岩田明子を贔屓にして、NHK全体を自分に忖度する人間たちで固め、最後の仕上げが、この大改編ということになるのではないか。

 歴史的にも、田中角栄に近かった島桂次、竹下派をバックにした海老沢勝二など、NHKは「自民党政治」と近い人間が会長についてきた。

 そうした中で、権力と距離をとり、権力をチエックするNHKの人間もいたのだが、それを根こそぎなくそうというのは、許してはならない暴挙である。

 文化・福祉番組部の職員たちと会社側の話し合いは続いているという。他のメディアも、ジャーナリストたちも、成り行きを注視しなくてはならないはずだ。

 さて、大坂なおみがコーチとの契約を解除したことが話題になっている。

 全豪オープンを勝って女子テニス界の頂点に立ったのになぜ? 金銭トラブルか、はたまた男女間の縺れかと、外野席は喧しい。

 聞くところによると、大坂の前の世界ランク1位にいたシモナ・ハレプ選手も、全豪オープンの途中でコーチを解任していたというから、よくあることのようだが。

 その大坂と北方領土問題? どいう関係があるのだろうか。

 安倍首相は、2月7日の「北方領土の日」に、これまでは「四島の帰属問題の解決を」といっていたのに、今回は「領土問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針のもと、交渉を進めていく」とあいさつした。

 これがプーチン側に「配慮」した発言だと捉えられているそうである。

 今のところ、四島はおろか二島も帰ってこないという見方が多いようだが、実は、大坂家は北方領土問題の「当事者」だというのだ。

 大坂の祖父の鉄夫(74)の母親は大坂みつよという。彼女は2004年に94歳で亡くなっているが、11人の子供を産み、北海道根室の漁業関係者の間では、「大坂のかあさん」と呼ばれていた豪傑だったそうである。

 みつよが生まれた実家は根室で雑貨屋を営んでいたが、倒産して差し押さえられたため、一家は逃げるようにして歯舞群島の一つである勇留(ゆり)島に移住した。それが1921年のことだったそうだ。

 彼女が書いた自伝によると、電気もなく戸もない貧しい生活だったという。だが、彼女には、家を差し押さえられたことがずっと気持ちの中にあり、「今に見ておれ、きっと仇をとってやる」と思っていた。

 生計を支えるために、櫓を押して海に出て、海老とかカレイ、コマイなどの小魚類を獲っていたそうだ。

 そんな日を送る中、敗戦を迎える。戦争に負けたと知ると彼女は、一家心中まで考えたという。それは、日ソ中立条約を一方的に破棄して、ソ連が北方領土に侵攻してきたからだった。

 島の住民約500人も恐怖に脅えていた。男は殺され、女は全部妾にするといわれていたからだ。

 敗戦の翌年の4月、海の氷が溶けだした頃、大坂一家は夜陰に紛れてボロ舟を出し、必死に根室へ向かって漕ぎだしたそうだ。

 これだけの修羅場を経験してきたみつよは、男勝りで利かん気で度胸満点の女性だったという。根室へ引き上げてからは漁業で成功をおさめ、彼女の主導で旅館業やヘルスセンターを建てるなど、強気で事業を拡大していった。

 その彼女は、北方領土返還運動などで根室に来る大臣や代議士に対して、「毎年毎年『島よ還れ』って叫んでも一向に島は帰って来そうもない。本当に島が戻ってくるのならいいけどただ物見遊山に来るのなら先生方来なくていいよ」といったそうだ。

 この前向きで、目標を目指して突き進む強さは、なおみに受け継がれていると、なおみの大叔母にあたる河野良子(71)が語っている。

 みつよが生きていたら、今の安倍首相の弱腰を何といっただろう。

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