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法令違反で信頼失墜のレオパレス21 暴力団の入居も黙認!?「都内では2つの組が同時入居……」

株式会社レオパレス21 公式サイトより

 賃貸アパート大手のレオパレス21が施工した複数の建物に法令違反が見つかり、約1万4,000人の入居者が退去を余儀なくされている問題では、経営陣主導による組織的な不法行為だった疑いも指摘され始めている。

 今後、同社が失墜した信頼を回復するためには、コンプライアンスとガバナンスに対する意識の向上が急務となりそうだが、そんなレオパレスの成り行きを裏社会が見守っているという。

 指定暴力団三次団体の組員、A氏はこう明かす。

「暴排条例が各都道府県で施行されて以来、事務所用はもちろん、組員の住居用の賃貸物件も見つけることが困難になった。というのも、ほとんどの物件の賃貸契約書には『暴力団排除条項』が加えられ、『入居者・契約者が暴力団関係者であることが判明した場合には、契約を解除し即刻退去させる』というような一文が加えられている。ガラの悪い連中が昼間から出入りしていたりすると、すぐに管理会社や警察に通報され、こちらの身分がバレて退去を求められる。しかしレオパレスは、腰掛け的に住んでいる人が多いせいか、我々のような人間が隣人でも、あまり問題にされない。また、問題になったとしても、組事務所や組員が退去を求められたという話はほとんど聞かない。事実、レオパレスに事務所を構えている組は少なくない。都内のあるレオパレス物件 には、同時期に2つの組の事務所が入居していたことさえあったと聞いている。でも今回の問題を機に、我々に対する対応も厳しくなるかもしれない」

 一方、今から約5年前、新宿区内のレオパレスのアパートに住んでいたというK氏も、暴力団排除に対する同社の不作為をこう告発する。

「私が住んでいた部屋の真下の部屋が、暴力団の組事務所でした。それを知ったのは、入居して間もないころ、私服の警察官が『下の階はヤクザの事務所なん だが、何か変わったことはないか?』と、うちに聞き込みに来たからでした。組事務所の真上に住む なんて居心地悪いし、なんとかしてくれるようレオパレス側にも申し入れたのですが『対応は難しい』と繰り返すばかり。結局、半年で転居するしかなかった」

 建築基準法などに違反した建築物を量産してきたレオパレスだが、暴力団の事務所や組員の入居を黙認していたとなれば、暴排条例も軽視していたことになるが、果たして……。

最終更新:2019/02/19 18:00
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