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錦戸亮主演『トレース~科捜研の男~』、メインキャストたちが激白! 実は“BLドラマ”だった!?

文=海女デウス

■ドラマファンにはお薦めしたい“副音声放送”

 第7話では、副音声ボタンを押すと錦戸・船越・新木の対談を聞く事ができた。

 放送される映像に合わせ、「このシーンのロケの日、寒かった」「俺が出てた場面(編集で)カットされた」などの制作秘話が流れる。

 この時の新木優子のトークの立ち回りに彼女の頭の良さを感じた。

 男2人が盛り上がってるときは相槌だけに留める。脱線し過ぎた時には先輩の演技を褒めながらドラマの内容に話を戻す。小道具さんや美術さんが苦労して作った装飾品を見て無邪気に喜び、かといって媚びる感じも優等生ぶってる感じも出ない。ちなみに前章で述べた“勧善懲悪モノ”というまとめ方も彼女から出た言葉だったような気がする。

 トーク慣れした錦戸と船越のおかげで新木の魅力が出たと思う反面、新木が居るからこそ錦戸のチャーミングさと船越の熱量が際立ったと感じた。まさに『トレース』の礼二・虎丸・ノンナのような関係性。三者三様に役作りの一環と捉えて、現場でのコミュニケーションを大切にしてるのかもしれない。

 皆が和気藹々とした雰囲気を心がける中、まだ20代なんだよなーと良い意味で思えたのが、「オフの日は何してる?」の質問に対する新木優子の一言。

「オフの日ほどオフになれない。気を抜いた瞬間、風邪とか引きそうで怖い」

 リアルに勝るドラマはないと感じた。

■それでもノンナは片思い?『トレース』は男2人のラブストーリー!!

 対談の中で、船越英一郎が印象深いことを言っていた。

「『トレースは礼二と虎丸のラブストーリーです』と、(制作スタッフから)言われた」

 散々煽っておいて申し訳ないが、これは物語の構造のお話。

 最初はそっぽを向き合っていた礼二と虎丸が、回を重ねるごとに互いを認め合う……言われてみれば嫌い合っていた男女が互いを好きになる恋物語と同じ構図だ。

 第7話では、冒頭で虎丸がわざと礼二の嫌う「刑事の勘」というフレーズで彼にハッパをかける。ラストでは報われない議員の妻を心配する虎丸を、事件解決のおかげで妻の救われた部分もあると礼二が励ます。礼二と別れたあと嬉しそうにする虎丸がほんの少しだけかわいかった。

 ラブストーリーの構造がラストまでの肝となるのであれば、最終回間近には今までで最大級のぶつかり合いがあるのだろう。ベタだが、互いを想う故の衝突なら泣けるし、ヨリを戻した上で難事件に立ち向かう男2人はメチャメチャ恰好よく見えるだろう。

 とはいえ、『おっさんずラブ』(18年、テレ朝)のような事態に陥る急展開や、殉職した虎丸の遺体から礼二が“真実のカケラ”を見つけ出すようなシリーズ化を棄てた男気なども見てみたい。

 ラストへの期待や妄想が膨らむ終盤、2月25日放映予定の第8話も見逃せない。

(海女デウス)

最終更新:2019/02/25 20:00
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