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シングルマザーに近づき娘にいたずら……まさに「ロリータ」を具現化した鬼畜男

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※イメージ画像

 言葉巧みにシングルマザーに近づき、その子どもにわいせつ行為を繰り返していた男に対し、懲役11年の刑が言い渡された。

 判決を受けたのは、山形県に住む35歳の男。2014年から4年の間、当時4歳から9歳までの女児4人に対し、乱暴やわいせつ行為をした上、裸の画像も撮影していた。その手口はまさに“鬼畜の所業”だ。男はシングルマザーに「母子家庭の力になりたい」と言って近づき、彼女たちから娘を預かってわいせつな行為を繰り返していたとのこと。被害者の1人は『FNN』の取材に対し、「『じゃあ預かろうか?』、『この時間1人にさせてあげるよ』というようなことは、口癖のように言っていた」と答えている。

 犯した罪はもちろん、手口の周到さからみて情けをかける余地などないが、このニュースを聞いた文学関係者は、とっさに“ある本”のことが頭をよぎったという。現在大手出版社で働く男性はこう語る。

「“ロリコン”という単語は今や辞書にも掲載されていますが、もともとはロシアの作家、ウラジーミル・ナボコフが書いた『ロリータ』という小説から生まれた言葉です。『ロリータ』は少女をこよなく愛する中年男性の姿を描いた作品で、何度も発禁処分を受けるなど物議を醸しましたが、結果的にはそれがかえって評判を呼び、新潮文庫の日本語訳もいまだに売れ続けています。問題は、今回捕まった男の手口が、『ロリータ』のストーリーに酷似していることです。『ロリータ』の主人公は、ある少女に一目惚れしますが、その少女に近づくためにシングルマザーである彼女の母親と結婚し、少女を自分のものにするのです」(大手出版社男性)

『ロリータ』とは違い、山形の男はシングルマザーの結婚相手にはなっていないが、やり口はほぼ同じだ。そんな男に対し、山形地裁は懲役11年の実刑判決を言い渡したが、週刊誌の事件担当記者は言う。

「警察関係者や犯罪専門家の間では“わいせつ犯は繰り返す”というのが定説で、“出所後も居場所を把握できるようにするべき”“前歴を公開するべき”という議論がたびたび行われています。アメリカの多くの州やドイツ、フランス、イギリスなどでは性犯罪者をGPSで監視する取り組みが施されており、一定の効果を生んでいます。性犯罪に対する日本人の処罰感情は極めて強く、昨年には10人以上の女性を強姦した三重県の男に求刑通りの無期懲役が言い渡されました。山形の男は控訴する意思があるようですが、シングルマザーの弱みにつけ込む手法は犯情が極めて悪く、高裁ではより厳しい判決も予想されます」(事件担当記者)

 知ってか知らでか、ロリコンの語源となった本のストーリーをなぞるとは、まさに生粋の“ロリータコンプレクス”と呼ぶしかなさそうだ。

最終更新:2019/03/14 22:30
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