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週刊誌スクープ大賞

借金で縛られ仕方なく闇営業する芸人も!? 関連ファイナンス会社まで浮上してきた「芸人残酷物語」

文=元木昌彦

 

 今週の1位は、吉本興業の芸人たちの闇営業を報じたフライデーを始めとする各週刊誌にあげたい。

 フライデーが先週、吉本興業の芸人たちが詐欺グループの忘年会に出ていたことを伝えた。

「カラテカ」の入江慎也が「闇営業」していたとして、吉本から契約解消された。

 今週のフライデーは、同じ詐欺グループの首謀者の誕生会に出て、芸を披露していたムーディ勝山、「天津」木村卓寛、くまだまさし、「ザ・パンチ」、「ザ ツネハッチャン」らの写真を掲載した。これが行われたのは、件の忘年会の約半年前だという。

 都内のレストランを借り切り、メンバー100人以上が出席したそうだ。司会は入江で、首謀者や幹部たちを「若手実業家」と持ち上げていたという。

 元メンバーの一人は、入江には仲介料として100万円以上を払い、当然、他の芸人たちにもギャラを払ったと断言している。まとめて入江の銀行口座に入れて、入江が芸人たちに振り分けたそうだ。

 入江だけではなく、「ロンブー」の田村亮なども、詐欺集団だと知っていたと証言している。

 誕生会の直前、入江が主催するイベントがあり、田村が挨拶に来た時、幹部たちは「詐欺で稼いでいる」とはっきりいい、田村も頷いていたそうだ。

 先週のフライデーの報道で、「雨上がり決死隊」の宮迫博之は、「ギャラはもらってない」「詐欺集団だと知らなかった」と弁明しているが、本当だろうか。吉本はきちんと聞き取り調査をしたのだろうか。

 文春によれば、入江は角界にも人脈が太いという。一番親密なのが白鵬で、白鵬のブレーンといわれる鈴木おさむが、「(白鵬との関係は)入江が繋いでくれたのは事実です」と認めている。

 直接電話できる社長は数千人超と豪語していて、居酒屋チェーンのワタミ社長の渡辺美樹との仲は有名だという。入江という芸人の人脈を探っていくと、まだまだ闇の部分が出てきそうである。

 現代は、こうした闇営業をする土壌は、吉本興業という会社にあるというのである。

 87年には間寛平や坂田利夫ら吉本興業の所属タレントが、一和会系白神組の組長の誕生パーティに出席していた。

 95年ごろには横山やすしが山口組系二次団体の幹部と兄弟杯を交わす写真が表に出た。

 07年には、吉本の創業当主・林マサが、中田カウスが山口組五代目の渡辺芳則組長との関係を強調して、会社を乗っ取ろうとしていると、週刊誌で訴えた。

 そして11年には、島田紳助の「黒い交際」が発覚して、芸能界を引退している。

 15年には、住吉会系四次団体の組長が主導した診療報酬詐欺事件が発覚し、組長らは、医師や歯科医師らと結託して、患者役を用意し、数回しか通っていないのに、数十回通院したことにしてレセプト(診療報酬明細書)を偽造していた。

 患者役の人間は、謝礼をもらっていたが、この中に10人近くの吉本の芸人が含まれていたそうである。

 彼らは、「犯罪につながるものだという認識はなかった」と主張し、逮捕者は出なかったというが、今回の闇営業と同様、おかしな話である。

 吉本の芸人が、反社の人間や闇営業に奔走するのは、吉本のグループ会社に「よしもとファイナンス」というのがあり、ここがあるからではないのかと、現代は見ている。

 吉本に所属している芸人への金銭に特化した金融会社で、引っ越しや自宅購入の際など、芸人たちはここからカネを借りるというのだ。

 芸人、それも出たばかりだったり、売れない芸人などには、銀行はなかなかカネを貸さない。

 そこで、吉本からカネを借りる芸人が多いが、返済は金利と一緒にギャラから天引きされる。

 そうなれば、ギャラの少ない芸人は生活が苦しくなる。

 中堅芸人がこう話している。

「一番大変なのが、劇場で人気が出て、ちょこちょこテレビにも出るようになった若手芸人。まだギャラはそこまで高くもないのに、毎月かなりの額がギャラから引かれ、アルバイトをする時間もない。

 そうすると、短時間で稼げる直営業しか方法がなくなるんです。吉本が直営業を奨励しているわけではないけれど、そうせざるを得ない状況に追い込んでいるという実態はある」

 暴力団や半グレなどは、そうした芸人に接触して、自分たちの主催するパーティに出演を強制する場合もあるという。

 今回の闇営業に出ていたのは、なかなかの売れっ子芸人が多かった。といっても、ギャラだけで食える芸人は一握りである。

 吉本からは借金で縛られ、暴力団からは脅され、仕方なく闇で営業する芸人もいるに違いない。

 吉本は、そういう芸人たちを守らなければいけないのに、そうはしていないようだ。

 そして、今回のように、メディアに出てしまうと、あわてて切り捨ててしまうのでは、そのうち、吉本芸人残酷物語という本が出るかもしれない。(文中敬称略)

【巻末付録】

まずはポストから。「AV女優ハダカ白書/ついに明らかになった『令和のAV女優像』」。袋とじは「キングダム、ヘアヌード王国-最強セクシーDVDメーカーの美女豪華競艶!」。この中では、遙エリとANANがいい。

「森下千里、白い衝撃-10年ぶり撮り下ろし」「あなたが選ぶ令和No.1レースクイーン」

 現代は、「チラリズムの心理学-裸を見るより興奮するのはどうして?」「渡辺万美『ザ・淫靡』-デジタル写真集で新境地に挑んだ!」。この万美ちゃん、かなりの迫力だ。袋とじは先週に続いて「ルーマニア女子体操金メダリスト-全裸で『床演技』ノーカット撮!」。この「床演技」というのは「とこ演技」と読むのかな。

 今週は、ボリュームも内容も現代に一日の長アリだな。

 

最終更新:2019/06/18 16:23
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