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吉本興業の”安すぎるギャラ問題”が急浮上!反社も真っ青なブラック企業ぶりが露呈

吉本興業東京本社

 所属芸人による闇営業問題で揺れる吉本興業だが、同社にとって最も触れて欲しくない問題を指摘する声も出てきた。

 それは、他の芸能事務所に比べて安すぎるギャラだ。6月29日放送の『新・情報7days ニュースキャスター』(TBS系)でも、ビートたけしが「闇営業しなきゃならないような状態にしてしまう事務所も悪いよ。最低限の保障をしてあげればいいのにね」と、吉本の所属芸人に対する処遇に疑問を呈している。

「FUJIWARAの藤本敏史がAbema TVの番組で、吉本の若手芸人のギャラ事情を明かしていましたが、それによると400~500人が入る地方の営業で、満杯になっているのにもかかわらず、ギャラがたったの1万円だそうです。しかも2回公演になると、2回目のギャラはなぜか5,000円という理不尽さ。結成13年目のお笑いコンビ、金属バットの友保隼平も自身の給与明細をTwitterでさらしながら、吉本の給与の低さを嘆いています。さらに極楽とんぼの加藤浩次やハリセンボンの近藤春菜が、吉本と所属芸人との間に契約書が存在しないことを暴露するなど、ここに来て吉本のブラックな実態が明らかになっています」(週刊誌記者)

 つまり、闇営業による反社勢力とのつながりは芸人としてのモラルの欠如以前に、吉本の企業体質という構造的問題が招いたとも言える。吉本芸人のギャラの安さは、よく彼らがネタにしているように、ギャラの取り分が芸人が1割、事務所が9割という凄まじい搾取構造に起因している。所属タレントと事務所のギャラ配分は、5対5からそう遠くない比率に設定されていることが一般的だ。

「タレントの取り分が多い事務所として知られるのが浅井企画(キャイ~ン、ずんらが所属)で、ギャラの7割がタレントに入ります。人力舎(おぎやはぎ、アンジャッシュ他)やサンミュージック(カンニング竹山、スギちゃん他)、太田プロ(有吉弘行、劇団ひとり他)、ケイダッシュステージ(オードリー、原口あきまさ他)もタレントが6割なので、厚待遇でしょうね。人気のサンドウィッチマンが所属するグレープカンパニーも、伊達みきおがテレビ番組で6割だと明かしていました。ホリプロコム(バナナマン、スピードワゴン他)とワタナベエンターテインメント(アンガールズ、ハライチ他)は半々といった具合。一方、松竹芸能(よゐこ、TKO他)はタレントの取り分が2割なので、東京に比べて大阪の芸能プロダクションは待遇が悪いと言えそうです」(同)

 こうして見ると、ギャラの9割も中抜きする吉本は突出している。反社も真っ青のブラックぶりだ。闇営業問題を早期に終息させるには所属タレントと正式な契約を結び、生活できる最低限の収入を保証するしかなさそうだが、吉本は6,000人もの芸人を抱えている。全てを保証するとなると、大変な出費を迫られ、会社が傾きかねない。果たして、どう対応するのか。

最終更新:2019/07/04 17:58
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