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広瀬すず『なつぞら』視聴率急降下!  主人公なつの生き方が共感得られず大迷走

NHK『なつぞら』公式インスタグラムより

 広瀬すずがヒロインを務める、NHK連続テレビ小説『なつぞら』が20日深夜に撮了した。NHKの“働き方改革”により、これまでより制作期間を長く取ったため、撮影は1年3カ月にも及んだ。放送自体は終盤に差し掛かろうとしているが、ここにきて、視聴率の下落が目立つのだ。

 同作は初回22.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)で好発進。週間視聴率も初週から第4週まで22%台を記録する好調ぶりだった。

 その後、やや下降傾向にはあったものの、週間視聴率は20%台をキープしていた。だが、第19週(8月5日~10日)は、6日の放送開始時間が「広島平和記念式典」中継のため、38分繰り下げになり、同日の視聴率が14.0%まで落ちた影響もあり、19.7%と初の大台割れ。続く第20週(12日~17日)は20.2%で、すぐ大台に戻したが、ここ最近どうも低調なのだ。

 17日土曜が18.5%、週明け19日が19.1%、以降20日が19.5%、21日が19.8%と4回連続で20%を割ってしまった。

 物語としては、主人公・なつ(広瀬)が妊娠発覚後、会社の仲間たちの応援があって、出産後も東洋動画で正社員として働くことができるようになった。

 夫の坂場一久(中川大志)は結婚後、家で翻訳の仕事をしながら、家事全般をこなしていた。そんな折、元同僚で、結婚してイタリアに渡っていた大沢麻子(貫地谷しほり)が帰国。

 麻子はマコプロという制作会社を立ち上げており、一久に演出家としての協力を打診。しかし、一久が勤めに出ると、子どもの面倒を見る者がいなくなるため、1年後の入社を決意。産まれたばかりの乳児を預かってくれる保育施設がなかなかないがゆえの決断だった。

 かくして、出産後も仕事を続けることになったなつの犠牲になる形で、一久はやりたい仕事を1年間我慢することになったのだ。

 それより以前に、なつの先輩アニメーターであった下山茜(渡辺麻友)は、妊娠がわかると会社から出産後は“契約”での仕事を持ち掛けられ、結局退職している。

 話の流れから、「女性が子どもを産んでも、働けるような社会になってほしい」との問題提起をするかのようなストーリーになっているが、なんせ時代背景は昭和40年代前半だ。女性が子どもを産んだら家庭に入るのは、現代でも一般的なことで、かなり無理がある展開になっている。

 ネット上では、「なつは結婚して、召し使いができて、出世して、子どもまで授かって、苦しい場面になると、みんなが助けてくれる人生楽勝ストーリー。これで視聴者に何を訴えたいの?」「『おしん』は子どものために我慢して、一緒に野良仕事。なつは仕事優先のため、夫の就職まで犠牲にさせた。『おしん』が伝えている大切なことを、なつが否定して、ぶち壊してるみたい」「働く母親の共感を得ようとしてるけど、スベってる。展開がご都合主義」「妊娠がわかってから、『いかに子どもを置いて働きに行くか』ばかりに一生懸命で、自分の子どもに対する愛情が感じられない」「何がなんでも子どもの預け先を探すなつ。我が子より、仕事。会社のどんな要職でも代わりはきくけど、実母の代わりはいない。1年我慢するのはなつで、一久が今求められているマコプロで働くべきって、なぜ誰も言わないの?」「一久の実家は東京だったはずだけど、なぜ夫の親に子どもの面倒を見てもらおうという発想がまったく出てこないの?」といった調子で、出産後、即仕事復帰することしか頭にない、なつに疑問の声が多々聞こえてくる。

『なつぞら』は朝ドラ100作目の記念作品とあって、NHKは全勢力を傾け、松嶋菜々子、山口智子、比嘉愛未、貫地谷、小林綾子ら、歴代の朝ドラヒロインが多数出演するなど、豪華キャストで臨んでいるが、その割に視聴率はイマイチ伸び悩んでいる。

「朝ドラは、『おしん』に代表されるように、ヒロインが苦労して、それを乗り越えるのが見せ場なのです。固定視聴者は、がんばっているヒロインに共感するのであって、自分勝手で苦労を伴わないヒロインには、なかなか共感できないでしょう。

 その点、『なつぞら』のなつは、北海道・十勝の柴田家に引き取られた当初こそ、多少の苦労はありましたが、家族同様に大切に育てられ、東京編になってからは、私生活の面でも仕事の面でも、何をやっても順風満帆で、すべてがうまくいっているのです。

 こんな挫折のない、サクセスストーリーでは、朝ドラでなくても、視聴者の共感を得ることは難しいでしょうね。己の仕事のために、夫の仕事を犠牲にするなんて、行き過ぎのように映ります」(テレビ誌関係者)

 すでに撮影は終わっているため、今さら脚本の手直しはできない。今の調子で、ドラマが進行してしまうようなら、大詰めで“感動”が生まれるどころか、視聴者はさらにソッポを向きかねないだろう。

 

最終更新:2019/08/26 09:11

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