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阪神タイガースのCS進出をかけた最終戦、奇跡を演出した中日との“あうんの呼吸”試合が物議に

文=日刊サイゾー編集部(@cyzo

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 プロ野球セ・リーグは9月30日にレギュラーシーズンの全日程が終了し、CSに進出するチームが決定。阪神が奇跡の6連勝で広島を抜き去り、2年ぶり8度目のCS(クライマックスシリーズ)進出を決めた。しかし最終戦の阪神対中日戦は真剣勝負には程遠い内容で、広島ファンから怒りの声が上がっている。

 広島が最終戦で敗れたため、阪神が残り3戦に全勝すればCS進出となるドラマティックな展開となった今年のペナントレース。阪神は2連勝して最終戦に臨み、広島ファンは固唾を呑んで試合の行方を見守ったが、すでに順位が確定した中日はモチベーションが低く、早々に勝敗への興味を失わせる試合となった。週刊誌のスポーツ担当記者はいう。

「この試合、中日の大野雄大には最優秀防御率タイトルがかかっていました。条件は3回3分1を無失点に抑えればタイトルを獲得できるというもの。大野が先発すると、阪神打線は“暗黙の了解”のごとく凡退を繰り返し、大野がタイトルを確定させてマウンドを降りると、阪神ファンからも歓声が上がりました。その後、中日はランナーが出ても盗塁失敗を重ね、阪神が取った3点のうち2点は暴投によるもの。大野のタイトルと引き換えに勝ちを譲ったと見られても仕方のない試合内容でした」(スポーツ担当記者)

 明確に八百長というわけではないが、限りなく黒に近い灰色だった最終戦。ただ、プロ野球史をひもとけば、今なら大炎上間違いなしの最終戦もあった。40年来のプロ野球ファンのベテランスポーツライターがいう。

「優勝が絡む試合で敗退行為と騒がれた試合でいえば、1982年の大洋対中日の最終戦の『5連続敬遠事件』が有名です。この時、中日は勝つか引き分けなら優勝、負ければ巨人が優勝という状況でしたが、一方では大洋の長崎啓二と中日の田尾安志が首位打者争いをしていました。田尾はヒットを1本打てば、長崎を逆転できる状況でしたが、大洋は田尾とまったく勝負せず、5打席すべて敬遠。出塁した田尾がとこごとく得点に絡んで中日が9対0で圧勝し優勝。長崎はタイトルを獲得しました。球場では、田尾と勝負をしない大洋の投手陣に中日ファンから怒号が飛び交い、優勝を決めたチームのファンが殺気立つ、異様な雰囲気での優勝決定となりました」(ベテランスポーツライター)

 今回の中日戦は怒号が飛び交うような展開ではなかったが、後味の悪さを残したのは紛れもない事実。4位に転落して辞任を発表した広島の緒方監督は、いま何を思う……。

最終更新:2019/10/03 21:45

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