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カジノ利権に徹底メス!? 自民・秋元議員逮捕の”IR疑獄”で維新の「大阪都構想」に暗雲

文=日刊サイゾー

イメージ画像/出典:Luke,Ma

 カジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり、元内閣府副大臣の秋元司衆議院議員が12月25日、東京地検特捜部に収賄容疑で逮捕された。

 これに戦々恐々なのが大阪維新の面々である。

 間の悪いことに前日の24日、日本維新の会が首長を務める大阪府と大阪市が、全国で最初に事業者の公募を始めたばかりだった。

「維新創業者の橋下徹氏が大阪府知事時代からIR誘致には積極的で、当初は東京五輪に合わせて開業を目指していました。今の計画では、大阪湾岸部の人工島『夢洲』で2025年に開かれる大阪万博後、その隣接地で開業することになっています。夢洲への地下鉄延伸も進めており、これはIR開業が前提です」(大阪府担当記者)

 そもそも国がIRの基本方針を決めるのは2020年1月末、開業する全国3ヵ所の自治体を選ぶのは21年夏ごろの予定だ。

 つまりは大阪にIRができると決まっているわけではない。

「いち早く進めることで、大阪を既定路線にしたいのです。安倍晋三首相、菅義偉官房長官と橋下徹氏、松井一郎大阪市長は、憲法改正の思惑が一致するとあって、定期的に食事するほど良好な関係。維新側は安倍政権である限り大阪で決まると思い込んでいるでしょうし、安倍官邸としてもIR選定をダシに、維新を引き付けておけるという算段です」(同前)

 特捜部は白須賀貴樹衆院議員、勝沼栄明・前衆院議員への家宅捜索も行い、「IR疑獄」の様相を呈している。世論が、IR誘致そのものに疑義を唱えるのも必然だった。

「20年1月20日に召集される通常国会では、野党の猛攻撃が始まります。10年ぶりの現職国会議員逮捕とあって桜を見る会のダメージどころではない。IRの基本方針決定が大きくずれ込む可能性があります」(政治部記者)

 その火の粉を振り払うのに躍起なのが維新だ。

「今回事件はお金に困った国会議員が、自からの権力を過大偽装したオレオレ詐欺でしょ」(松井市長)、「IR事業と政治家の不正は、全く別物だ」(吉村洋文大阪府知事)と、あくまで秋元議員の個人的犯罪と片付けようとしている。

 ただやっかいなのは、今回逮捕された中国企業顧問の紺野昌彦容疑者が、維新の室井邦彦参院議員の隠し子だったことだ。

「室井氏は紺野氏とほとんど連絡をとっていないと弁明していますが、維新のイメージダウンは必至です」(政治部記者)

 ここで暗雲が垂れ込めるのは、20年11月に予定される大阪都構想の住民投票だ。

「2015年に住民投票で否決されたのは『橋下アレルギー』が大きかった。今回はそれがなく、公明党も賛成にまわるはずで、都構想実現は固いと見られていました。ところがIR疑獄で共産党系の批判は熾烈を極めるでしょうし、スキャンダルを嫌う公明党支持層は離れていくでしょう。維新は都構想実現のための政党なので、さすがに2回目の否決となると、党の存在そのものが否定されることとなります」(大阪府担当記者)

 2020年は維新にとって正念場となりそうだ。

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最終更新:2019/12/29 12:12

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