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『ねほりんぱほりん』レビュー

『ねほりんぱほりん』元薬物中毒者がモルヒネ投与で対峙した“思い出す恐怖”、パパ活女子がママ活女子に

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

Eテレ『ねほりんぱほりん』

 3月4日放送『ねほりんぱほりん』(Eテレ)が行ったのは「あの人は今 その後を知りたいSP」。2015年の放送開始以来、話を聞いてきた51組のゲストに改めて取材を敢行、思いもよらない状況に遭遇していた人を改めて迎える特別企画だ。

アイドルオタクの経験はマッチングアプリに役立つ

 1人目はアイドルファンの中でトップに君臨する、通称TO(トップオタ)の男性・テツさんだ。2018年1月に出演した際、テツさんは彼女ができたことを報告。「アイドルのTOはやめて、彼女のOTTO(夫)になる」と、オタクからリア充への転身を宣言していた。

 その後、テツさんには紆余曲折があった模様。職場の上司とうまくいかず、うつ病と診断されたそうだ。さらに、何もやる気が起きず家でゴロゴロしていたテツさんのことを、同棲する彼女が耐えられなくなってしまった。

「最終的に“私、あなたのお母さんじゃないんだけど”って、彼女から別れ話を切り出されちゃって」」(テツさん)

 うつは決して甘えではないし、それは元気な人に対して言うセリフだ。ただ、病気を機にパートナーとのパワーバランスが崩れ、2人の関係にひびが入るのはよくある話。こうして、テツさんは彼女との別れを迎えた。実はその彼女にプロポーズをし、結婚式場の予約もしていたが、それもキャンセルする羽目となる。

 失意の日々を送る中、さらなる展開がテツさんに訪れた。

「実は、新しい推しができました」(テツさん)

 また、トップオタに戻るのか? そうではない。

「いや、新しい彼女が推しみたいな感じで」(テツさん)

 実は彼、マッチングアプリで新しい彼女をゲットしていたのだ。

 テツさんが持論を展開する。

「(マッチングアプリは)ドルオタの培ったものでイケるぞと。オタクってライブとかで推しを見つけて、その推しに対してアピールしていくじゃないですか? マッチングアプリも、プロフィールを見て“推せる!”と思ったら仲良くなるためにメッセージを送って。そういうアピールの仕方がアイドルオタクの活動と似てるなって」

 例えば、ぽっちゃりタイプの女性と接する場合。プロフィール写真を見てコメントする際、「おいしそうに食べるね」などとありきたりな言葉を返すのではなく「めちゃくちゃいい二の腕してるね!」などと、相手が初めて言われるような褒め方をする。そうすることによって、女性の印象に残る。経験は財産だ。今までのドルオタ活動がこんな形で生き、テツさんはどタイプの彼女との交際をスタートした。

「マッチングアプリをやったらオタクはみんな楽しいし、絶対モテると思いますよ!」(テツさん)

 今度こそ、テツさんは素敵な彼女のOTTO(夫)になることができるだろうか?

「KITTO、きっと」(テツさん)

 DAIGOみたいなノリで断言したテツさん。結局、われわれはデレられただけである。お幸せに!

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