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本田圭佑、PK得点でも世界が絶賛の謎…ネタ枯れメディアの後押しでまさかの“五輪出場”も

本田圭佑オフィシャルサイトより

 日本サッカー界の“カリスマ”本田圭佑が異例尽くしのブラジルデビューを迎えた。

 今年1月31日にブラジルのボタフォゴ移籍が発表されるが、1度目は選手登録が間に合わず2度目はインフルエンザの為、デビュー予定日を延期するなど紆余曲折を経て、無観客で3月15日に待望のデビューを果たした。

 4−2−3−1のトップ下で先発出場を果たすと、前半28分にチームメイトの得たPKを決め、デビュー戦でゴールを決めてみせる。このゴールは、自身「2度目のデビュー戦弾」で、「クラブキャリア100得点目」、「5大陸全てでのゴール」など数々の話題を提供した。

 サッカーライターは「さすがに“持ってる”男、本田だと話題でした」と語る。

「なかなか所属チームも決まらず、もう終わった選手と見られていた中、初戦から結果を出したというのもそうなのですが、今回の得点などは、PK戦ですし、相手も格下。正直試合内容としては、『思ったよりまだ出来るな』という程度だったのですが、それ以上にタイミングが良かった」

 ところでこの本田の活躍にことのほか飛びついたのが、毎日記事を更新しなければならない、スポーツメディアだ。というのも現在、新型コロナウイルスの影響でプロスポーツのリーグ戦などが各地で中止、延期が続いている。

「そもそも通常ならば、プロ野球開幕や東京五輪に向け、スポーツの話題がしのぎを削っているこの時期です。サッカーだけで見ても、Jリーグの開幕、さらに3月にはU-23日本代表の試合もあり、久保建英や堂安律などの招集も期待されるなど、普段通りならネタも豊富なので、もっと扱いが小さい可能性も高かった。

 新型コロナウイルスの影響でJリーグは、いち早く中断を発表。ついで日本代表の活動も中止、延期となり、スポーツメディアではなんとかニュース・ネタを探して配信している状態。どうでもいいゴシップ的なものも増えています」(スポーツ紙記者)

 しかし、新型コロナの影響が次第に拡大。それでも当初は、サッカーコンテンツとしてはもっとも人気の高い、CL(ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ)が佳境に向かう時期であり、各メディアの中でも最初の頃は「なんとかなる」という雰囲気もあったようだ。

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