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女性向け風俗にも直撃する新型コロナウイルスの影響!「生きるため」営業続けるセラピストの本音

文=北田あおい(ライター)

写真はイメージ(Getty Imagesより)

 近年、映画やマンガに取り上げられたこともあり、にわかに盛り上がっていた「女性向け風俗店」。新型コロナウイルスによって、「密閉空間」「人の密集」「近距離での会話」の3条件がそろう「三密」である風俗業界全体が“自粛”を求められている中、当然ながら女性向け風俗にも厳しい風が吹いている。

 18年に上梓された『女性専用 快感と癒しを「風俗」で買う女たち』(ハラ・ショー/徳間書店)によると、女性向け風俗店は全国に300店舗ほど存在し、現在も雨後の筍のように新規開店が続いている(その分淘汰されている店舗も多いのだが)。

 ほぼすべての店舗が挿入なしの派遣型風俗店、いわゆるデリバリーヘルスの形式をとっており、性感マッサージを提供するためか、近年は「出張ホスト」よりは、「セラピスト」という呼称が浸透している。価格帯は90分1万5000円、120分2万円程度、そこに指名料や交通費が加算される。

 清潔感のあるイケメンをそろえた店舗から、AV男優を起用した店、どぎつい“エロ”を全面に出した店舗まで、店のカラーもさまざま。客層も、OLや主婦から風俗嬢まで幅広く、ネット動画やツイッターなどを中心に口コミで広がりつつある。

 しかしながら、子どものいる主婦は休校もあり外出も難しく、風俗嬢は同じくコロナ禍で収入が減っている上に、そもそも風俗の女性客は男性のそれより警戒心が高い傾向にあるため、客の方も“自粛”していることは想像に難くない。2年前から女性用風俗を月1回程度利用している30代のOL は、3月以降は利用を控えているという。

「お客さんが減ったせいで懇意にしているセラピストが退店しないか心配です。だけど、利用を続けて万が一コロナに感染した場合、“風俗を利用していた”ことが職場や家族にバレたらイヤだな……と思ってしまい、今は利用を控えています。女風ユーザー(女性向け風俗の客)のツイッターを見ても、皆“自粛”しているように見えます。もしかしたら、ネット上で言ったら叩かれるから、コッソリ会ってるのかもしれないけど……。でもお店の方も、普段は“女性のためのお店です”だとか、きれい事を謳っているのに、こんな時に堂々と営業しているのは、正直どうかと思います」

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