日刊サイゾー トップ > 芸能 > アイドル  > K-POPメソッド踏襲の“虹プロ”が人気

TWICEに続け!? K-POPメソッド踏襲の次世代アイドルオーディション“虹プロ”、グループ結成前なのにはやくも世界を席巻

文=菅原S(すがはら・えす)
TWICEに続け!? K-POPメソッド踏襲の次世代アイドルオーディション虹プロ、グループ結成前なのにはやくも世界を席巻の画像1
Nizi Project公式インスタグラムより

 人気K-POPグループTWICEをスターダムへとのしあげた、韓国の名プロデューサーJ.Y.Parkことパク・ジニョン氏が、日本を活動拠点とした新ガールズグループを結成するーー“Nizi Project”と名付けられたそのプロジェクトを追うオーディションバラエティー番組『虹のかけ橋』(日本テレビ系)の放送スタートを控え、K-POPを踏襲した国内アイドルグループの熱気が高まっている。

 Nizi Project(通称“虹プロ”)は、パク・ジニョン氏が創設した韓国の芸能事務所JYPエンターテイメントと、乃木坂46や日向坂46などを抱えるソニーミュージックがタッグを組んで実現した、日韓大手芸能事務所による合同プロジェクトだ。一万人を超える応募者のなかから26名が参加した一次合宿「Nizi Project Part1」の模様はHuluで配信済みで、すでに各メンバーを応援するファンがつき、SNSで盛り上がりを見せている。

 韓国で社会現象を巻き起こしたオーディション番組『PRODUCE 101』では、2018年に日韓合同グループIZ*ONEが誕生しているが、その日本版番組『PRODUCE 101 JAPAN』からは今年、男性アイドルグループJO1がデビュー。JO1はメンバー全員が日本人でありながら韓国の大手エンタメ企業CJ ENMと吉本興業の合弁会社に所属しており、K-POPファンからも支持を得て、ジャニーズグループにも迫る人気で爆進中だ。

 K-POPのメソッドが日本のアイドルシーンに流入しつつあるが、その成り立ちをつぶさに目撃できる“虹プロ”を例に、新世代アイドルのハイブリッドな魅力を紹介していこう。

トリリンガルも当たり前!? グローバルなアイドルが日本にも爆誕

“虹プロ”は日本を活動拠点とする新グループのプロジェクトだが、これまで日本のオーディション番組では見られなかった要素が満載だ。例えばオーディションの参加資格として、国籍不問でありながら「日本語のコミュニケーション能力」が求められている。これは韓国のほかに日本や台湾出身のメンバーを擁するTWICEや、韓国の音楽専門チャンネルMnetとAKB48グループのコラボによって誕生したIZ*ONEなどに見られる、昨今のK-POPアイドルのグローバル化・多様化を反映させている。

 実際に虹プロメンバーの国籍は日本、韓国、アメリカとさまざまで、バイリンガルやトリリンガルの参加者も多い。英語に堪能な参加者は英詞のオリジナルラップを披露することも。また、審査課題として出された韓国語の曲を練習するうえで、メンバー同士で韓国語の歌詞を教え合うなど、文化背景が異なるからこそエピソードも豊富で、ライバルであるはずの彼女たちが違いに助け合う姿は、単刀直入に言って尊すぎる。

 また、JYPをはじめとする韓国芸能事務所の練習生といったエリートだけでなく、日本のアイドル経験者、全くの未経験からアイドルを目指す者など、幅広いバックグラウンドを持つメンバーたちの「今っぽい」姿も魅力のひとつ。

 日本の若者にファッションやコスメなどの韓国カルチャーが大ブームとなっている今では、全国的にK-POPカバーダンスの大会が開催されていたり、K-POPに特化したダンススクールが増えていたりと“パフォーマンスもするファン”はポピュラーな存在だ。また、中高生のSNSではハングル文字のやり取りが盛んに行われている。虹プロでも、本格的なレッスンは未経験にも関わらず、日々憧れのK-POPアイドルの動画からダンスや歌のスキルを磨いた尾崎すず、K(韓国)ドラマ鑑賞による独学の韓国語を披露する平井桃伽など、K-POPに憧れる日本の10代女子の等身大の姿が収められている。

 参加者には未来の先輩であるTWICEに憧れてオーディションの応募を決意した者も多く、第一次合宿で審査員として立ち会ったTWICEの日本人メンバー・モモとサナを目の前にして涙を流す彼女たちの姿も印象的だった。日本人としてK-POPシーンの中心で活躍するモモやサナと、それに続かんとする虹プロメンバーによって、ガールズグループの系譜が受け継がれていく歴史的瞬間は必見だ。

 個性的なメンバーの人となりや交流をファンと共有することで、日本はもちろん韓国や中国、またブラジルなど各国のネットサイト上で“虹プロコミュニティ”が作成されるなど、グローバルな注目を集めている虹プロ。日本と韓国だけではなく、世界のかけ橋となる次世代アイドルの誕生に、はやくも期待が高まっている。

菅原S(すがはら・えす)

菅原S(すがはら・えす)

編集者、ライター。1990年生まれ。webメディア等で執筆。映画、ポップカルチャーを文化人類学的観点から考察する。

最終更新:2020/04/16 17:39

TWICEに続け!? K-POPメソッド踏襲の次世代アイドルオーディション“虹プロ”、グループ結成前なのにはやくも世界を席巻のページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

絶対的満足度の至宝店すべて見る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

テレビウォッチャー・飲用てれびの『テレビ日記』

テレビの気になる発言から、世相を斬る!

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

腹筋王子カツオ『サイゾー筋トレ部』

“腹筋インストラクター”腹筋王子カツオさんが、自宅でも簡単にできるエクササイズを紹介!

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ
イチオシ企画

【PR】DYM・水谷佑毅社長の野望とは?

医師免許を持つ、ベンチャー経営者の異色の半生!
写真
特集

伊勢谷友介大麻取締法違反で逮捕の衝撃

名俳優の逮捕で、映画・ドラマにも波紋が…
写真
人気連載

菅義偉内閣では何も期待できない

今週の注目記事・第1位「菅義偉『親密企業』が...…
写真
インタビュー

百田尚樹の“変節”読み解く

 『永遠の0』(講談社文庫/単行本は太田出版、2006年)などで知られる小説家であり...
写真