ダルビッシュ、蓮舫議員の国会失言にかみつくも「実質中卒」の自虐が物議

　あのメジャーリーガーの発言が、思わぬ方向で物議を醸している。

　シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が4月30日のツイッターで、立憲民主党の蓮舫参院議員の国会での発言に疑問を投げかけた。

「29日に開かれた参院予算員会で、蓮舫議員は安倍晋三首相ら閣僚相手に80分の猛烈追及。その中で『このままでは新型コロナで大学を辞めないといけない学生が出る。学校を辞めたら高卒になる！就職はどうなる！』と発言しました。これにダルビッシュがいち早く反応。『実質中卒の自分からしたら高卒もえぐいけどな』『言ってる意味はわかりますが、現に高卒の人が聞いていい気する人は少ないと思いますね』と自虐を込めて蓮舫議員をいさめていました」（週刊誌記者）

　ダルビッシュの指摘を受け、ネット上では蓮舫議員の「失言」「差別」が話題に。蓮舫議員が口にしたものは、ネットで指摘されている差別的な意図とは異なる発言だったのだろうが、それなりに反響も大きかったようだ。ただ、翻ってダルビッシュの「実質中卒」発言が物議を醸しているという。スポーツライターが言う。

「ダルビッシュは東北高校の出身で、在籍時には甲子園に出場しています。『実質中卒』と言ったのは、東北高校では勉強はほとんどせずに野球しかやってこなかったという意味に受け取れますが、東北高校関係者はいい気がしないでしょうね。拡大解釈すれば、甲子園を目指すような野球強豪校の生徒は、勉強していないとも受け取られかねない。確かに強豪校の中には授業免除で野球漬けというところもありますが、逆に一般生と同じクラスで夕方まで授業し、練習も夕方から2～3時間というところもありますから」

　ともあれ、ダルビッシュの発言からは、今の高校野球の問題点も透けて見える気がするが……。

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