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中性的なアイドル志望だった安田大サーカス・クロちゃん 性的指向と将来に迷っていた青年期

助けられてもお返しできないから、お礼に先輩をオカズにする

 アイドルを目指した方向性と性的指向が紆余曲折する理由には、ほんの少し重なる部分がある。再び、クロちゃんの述懐を引用しよう。

「僕は可愛らしい感じが好きだったのと、この声も昔はもっと高かったんですよ。だから自分の声を活かして、女性アーティストの歌とかアニメソングを可愛らしい女の子みたいな感じで歌いたいなと思っていて。それと昔から女の子みたいな格好が好きだったんで、可愛い格好をして歌いたかったですね」

――クロちゃんって、ちょっと中性的なところってあるんですか?

「いや、ずっと中性的ではありましたよ。男と女のどっちが好きなのかわからない時期があって、それこそ芸人になっても母親には『生身の女の子を好きになってくれ』って言われてたけど、べつに男と遊んでるほうが楽しいしみたいな感じもあったから『あれ、どっちなんだろう?』って。当時は番組とかに出てもスベることが多かったんですけど、『やりすぎコージー』(テレビ東京系)かなんかのときに今田(耕司)さんが凄く助けてくれたというか、僕のことをフォローしてくれたことがあったんですね。だけどいくらお世話になっても、今田さんみたいな先輩に対して自分は何も返せるものがないから、今田さんで妄想してオナニーしてたんですよ」

――お礼の代わりに今田さんをオカズにオナニーをしていたと(笑)。例えばどんな妄想をするんですか?

「2人でチンチンが勃ち合っていて、それを剣道の竹刀みたいな感じでバチンバチンと斬り合ってたら、いつの間にかフィニッシュするみたいな感じの妄想をしたりとかですね」

――「勃ち合う」って言葉、初めて聞きましたよ。じゃあ、男もいけるってことですか?

「だから『どっちなのかな……』ってずっと思ってましたね」

 さらにクロちゃんは『にけつッ!!』で、本人を目の前にジュニアでオナニーをした過去も明かした。

「ジュニアさんが『俺のところまでほふく前進で来い!』って言ってて。裸でほふく前進をしていたら『お前、腰の動き悪くないか』って(腰の上から踏みつけるように)足でグリグリやられて、『ちょっと待ってください、ジュニアさん。待ってください、ダメですダメです、進めないから~っ!』って言って、フィニッシュ」(クロちゃん)

 ちなみに、「KAMINOGE」 のインタビューでクロちゃんは「4年くらい彼女はいない」と告白している。でも、本当だろうか?  ウソつきな彼の一面を、我々は『水ダウ』で幾度も目撃しているのだから。

「(男も女も)みんな好き!」と宣言し、キャラを守り抜こうとするクロちゃん。当代きってのトリックスターだ。
(文=火の車)

最終更新:2020/05/30 16:00
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