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今年3回目の完売達成! 「週刊文春」だけがスクープを連発できる理由とは?

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「文春です」と言いながら近づいてくる記者に、アンジャッシュ・渡部建は絶望感を抱いていたに違いない。渡部の不倫を報じた「週刊文春」(文藝春秋・6月18日号)は完売となったという。

「『週刊文春』が完売になったのは、森友問題で自殺した財務省職員の遺書が全文公開された3月26日号、黒川弘務検事長が緊急事態宣言下で賭けマージャンをしていたことを暴いた5月28日号と合わせて、今年で3回目。出版不況のさなかでも、スクープにより完売させる同誌の存在感は、報道メディアの中でも際立っている。紙やネットを含めた他のメディアも、売り上げやPV数は『文春しだい』な状況となっています」(メディア関係者)

 それにしても、なぜここまでの文春無双となったのだろうか。出版関係者がこう耳打ちする。

「2016年にベッキーの不倫報道があって以降、『文春砲』という言葉が世間に浸透したのが大きい。“情報謝礼”は『文春』よりも多く払っている媒体もあるようですが、ブランド力が一気に上がったことで“タレコミ”の量が圧倒的に増えていて、記者がネタを取りにいかずとも自然に入ってくる状況になっているのだとか。

『週刊文春WEB』でも、動画や写真、音声データを含めた情報提供を積極的に呼びかけていますから、情報提供者もタレコミやすくなっている。また、『週刊文春』はアンケートにより、世間が気になっている人物を常にリサーチ。そのトップ10に対しては、何の材料もなくても、とにかくマークして情報をかき集め、時には張り込みをかけると聞きます。『週刊現代』(講談社)、『週刊ポスト』(小学館)がもはや老人情報誌になり、写真週刊誌もスキャンダルを追いかける体力がなくなっていることも、タレコミ先が『文春一択』に拍車をかけている要因でしょう」

 芸能記者や情報番組スタッフが、『文春』の早刷りを待ち構える状況は今後も続きそうだ。

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最終更新:2020/06/16 06:30
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