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『アンサング・シンデレラ』薬剤師以外にも響く“名言”が注目集める

『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』公式サイトより

 石原さとみの主演ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)が現在放送中だ。『アンサング・シンデレラ』は、病院薬剤師と薬と向き合う患者の姿を描いた医療ドラマ。荒井ママレによる漫画『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』が原作で、主人公・葵みどりを石原さとみが、上司・瀬野章吾を田中圭、新人薬剤師を西野七瀬が演じている。

 そんな『アンサング・シンデレラ』で近頃注目を集めているのが、ドラマ中で登場する“名言”。萬津総合病院の薬剤師たちは、みどりをはじめ、皆強い信念を持って仕事に取り組んでいる。患者の命に関わるからこそ誰もが真剣で、その重みのある言葉からは、薬剤師ではなくても学ぶことが多い。今回は第5話までで登場した“名言”を紹介していく。

●「薬剤師はミスはだめなんです、絶対に」
第2話、ベテラン薬剤師・荒神寛治(でんでん)が医療麻薬の帳簿をつけ忘れたことによって、管理調査に来た麻薬取締官に怪しまれ、危うく大惨事に。間一髪で告発は免れたが、自身のミスに落ち込む荒神。部長の販田聡子(真矢ミキ)がなだめると、彼は「薬剤師はミスはだめなんです、絶対に」と噛みしめるように言った。薬剤師の扱いの軽さに反する責任の重さを感じた名言であった。

●「お前がしたいことじゃなくて、患者がしてほしいことをやれ」
第3話、患者に拒絶され「私のやり方って間違っているんでしょうか」と呟くみどりに対して、瀬野が放った名言。自分がやりたいこと=自己満足ではなく、相手が求めることは何かを追求するのは、薬剤師だけでなく他の仕事にも共通して言えること。この名言に気付かされ、仕事に対する姿勢を入れ替えた人も多いだろう。

●「希望を与えるなら、責任を取らなければいけない」
第5話、末期がんの家族に希望を持たせようとして偽りの情報を与えたくるみに、みどりが発した名言。むやみに希望を与えてしまっては、最悪のケースになった時のショックが大きいということを伝えたかったのだろう。意外なことに、この名言に反応したのはアイドルのファン。応援していたにもかかわらず、熱愛報道が出た時の裏切られたショックを重ねているようだ。

 以上、『アンサング・シンデレラ』第5話までの名言を紹介させていただいた。今回紹介した3つの名言の他にも、数多くの名言を残す萬津総合病院の薬剤師たち。今後どんな名言が飛び出すのか、第6話以降も注目していきたい。

■番組情報
木曜ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』
フジテレビ系/毎週木曜22:00~
出演:石原さとみ、田中圭、西野七瀬、真矢ミキ、成田凌、 桜井ユキ、井之脇海、
金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん ほか
原作:荒井ママレ
脚本:黒岩勉
演出:田中亮、相沢秀幸
音楽:信澤宣明
プロデュース:野田悠介
制作著作:フジテレビ第一制作室
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/unsung/

早乙女りこ(ライター)

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ

最終更新:2020/08/20 12:30
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