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新型コロナの影響でドラマ経費が半減! 金銭に苦慮する俳優を狙う「マルチ商法」に「芸能人AV」

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テレビビジネスも転換期に。

 新型コロナの影響でテレビ各局が大きな決断を迫られている。

「広告の売り上げは徐々に戻りつつありますが、どこの局も前年度より大幅にマイナスの決算を控えています。特に、視聴率が悪い上にイベント事業がまったく行えなかったフジテレビは悲惨なもので、リストラしたり正社員を子会社の制作会社に配置転換して給料を下げるなどの、大胆な経費削減を行うつもりのようです」(民放関係者談)

 もっとも制作費を使うと言われるドラマの現場は更に悲惨なようだ。

「各局でドラマには、いままでは1話で5000万円以上の予算を使っていた。中には1億円に近い予算で撮影するドラマもありました。しかし、来年以降は各局ともにドラマの予算を半分近くまで減らす方向で、出演者のギャラも半額近くになる見通しのようです」(民放関係者談)

 この通告が大手芸能事務所に伝えられたのが9月上旬のことだ。

「現在でも、男女問わず俳優はドラマが主戦場。人気ドラマに出演することで、CMなどの話も舞い込むからです。新型コロナで鬱々としているときに、来年以降はドラマのギャラが半減されるという報告を聞き、多くの俳優がショックを受けていた。は言う有の場合、佐藤健のような例は一部で、芸人のようにフットワーク良くユーチューブなどに進出することもCMなどの兼ね合いもあるので難しく、人気役者でも路頭に迷ってしまうんじゃないかと、頭を抱えているようです」(民放関係者談)

 そんな中で、芸能界の動きに敏感に反応したのが裏社会の面々だ。

「マルチ商法などを行う詐欺グループが、俳優などに近づこうとしているようです。やり方も巧妙で、新型コロナで売り上げが立たなくなっている六本木や西麻布の飲食店関係者を利用して、常連客の俳優にコンタクトを取ろうとしているという。事務所を通さなくても良いネットを使った公演だと嘘をついて動画を撮影し、会員などに売りつけるための広告塔に使おうとしているようです。知り合いからの紹介ということで、実際に話を聞きに行った俳優も多いようです」(週刊誌記者談)

 さらに、女優に関しては昔ながらのヌード商法が活発化しそうだという。

「すでに、女優を脱がすための精鋭部隊を各出版社が作り始めている。事務所とも深いつながりを持つ社員が、金銭的に困っている有名女優を聞き出しリストアップして、脱がすための交渉を始めているようです。中には、数年前では考えられないようなレベルの女優もヌードの候補に入っているようで、来年以降はかなり期待が持てそうです。また、売れないアイドルに関してはAV業界が虎視眈々と狙いを定めているとか。新型コロナの影響で、大人数の女優を使う企画物の制作が困難なため、売上を確保するためにネームバリューのある『芸能人AV』の制作を各メーカーが本格化させていくようです」(週刊誌記者談)

 新型コロナの終息が見えない中、芸能界もまた大きく変わる時を迎えそうだ。

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2020/10/07 13:00
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