『ミュージックステーション』がYouTube化？　瑛人ではなく宇野実彩子が「香水」披露に疑問の声

　ゴールデンタイムの歌番組という貴重な場で、自前の歌を他人に歌われる心境とは……。

　11月6日放送予定の『ミュージックステーション』（テレビ朝日系／以下『Mステ』）のゲスト一覧が発表された。嵐やSexyZoneなどのジャニーズ勢や、WANIMAなど人気歌手が並んでいるが、目につくのはAAAの宇野実彩子が瑛人の「香水」をカバーするという点だ。

『Mステ』では、このところカバー曲披露が頻繁に行われているが、「香水」に関しては音楽業界から失笑が聞こえてくる。

「『香水』のカバーを『Mステ』でやるのは、ちょっと時期尚早な感じがしますよね。僕が瑛人さんの担当だったら、『いや、カバーじゃなくて本人出してくれよ！』って思いますよ（苦笑）。だって『香水』は今もチャートインしている、現行のヒット曲です。懐メロのカバーとはわけが違う。瑛人さんは新人歌手ですから、ヒット曲をきっかけにもっと顔を売っていきたい時期でしょう。それを、曲だけ借りて本人を出さないというのは一体どういうことなのか……まあ、瑛人さんサイドがOKを出しているのならいいんでしょうけど」（レコード会社関係者）

　瑛人は10月22日に放送の『Mステ』には出演しており、そこで新曲「ライナウ」を披露している。しかし、曲がロングヒットした時は、何度もその歌手が出演するパターンも過去にはあった。別の音楽事務所関係者はこう語る。

「新曲はやはり『香水』ほどの爆発力はなく、早くも失速気味。だからこそ、『香水』を利用して瑛人さんの顔をもっと売っていく必要があると思います。昔の『Mステ』だったら、ヒット曲とセットで新曲を歌わせてもらう『スペシャルメドレー』扱いで出演できたりしたんですが……瑛人さんはよほど人がいいのか曲だけ貸し出すような形なんですね（苦笑）。なんで歌うのが宇野実彩子さんなのかも疑問だし、一体誰が得するのかわけがわかりません」（音楽事務所関係者）

『香水』はYouTubeでさまざまな著名人がカバー動画をアップして空前のブームになっているが、そうした動画サイトでのノリをそのままテレビに持ってこようという狙いなのだろうか？　しかし同番組はカラオケ番組とは訳が違う。『Mステ』のカバー出演に関しては、過去にも物議をかもす出来事があった。