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“芸能界のドン”『鬼滅』主題歌『炎』をレコ大大賞 “猛プッシュ”で見えたエイベックス以外の利権

芸能界のドン『鬼滅』主題歌『炎』をレコ大大賞 猛プッシュで見えたエイベックス以外の利権の画像1
LiSA

 2020年も残すところあと1カ月ほどだが、毎年この時期になると音楽業界で注目を集めるのが、業界最大の賞レースと言われる「日本レコード大賞」だ。

 今年は「大賞」の候補ともなるで「優秀作品賞」に、三浦大知『I’m Here』、純烈『愛をください~Don’t you cry~』、Little Glee Monster『足跡』、瑛人『香水』、乃木坂46『世界中の隣人よ』、DISH//『猫 ~THE FIRST TAKE ver.~』、AKB48『離れていても』、氷川きよし『母』、DA PUMP『Fantasista~ファンタジスタ~』、LiSA『炎』の10作品が選出された。

 これまでも本サイトでは、今年は新型コロナウィルスの感染拡大の影響により音楽業界全体が疲弊する中、長年にわたって演歌、歌謡曲をけん引してきた氷川きよしをプッシュする声が多いこと、後援のTBSサイドが12月30日に放送される中継番組の視聴率欲しさから、年内いっぱいで活動休止に入る嵐のサプライズ出演を画策するも、失敗に終わったことなどを報じてきた。

 そうした中、ここに来てまた新たな動きが見られているという。

 大手レコード会社のスタッフは声を潜めてこう明かす。

「『レコ大』に強い影響力を持つ“芸能界のドン”が最近水面下でLiSAさんの『炎』をプッシュしはじめたという噂があるんです」

 LiSAの『炎』といえば、昨今大ブームを巻き起こしている『鬼滅の刃』の映画版『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌だ。同作は、歴代興行収入ランキングで3位にもランクインし、今後の伸びにも注目が集まっている。

 曲の認知度や話題性なども含めて「大賞」に輝いてもまったく不思議ではないが、「元々、『レコ大』は賞の特性から歌謡曲などに比べるとアニソンに対して過小評価するきらいがあります。さらに、LiSAさんが所属する『ソニーミュージック』サイドも、今回それほど『レコ大』の活動に積極的ではなかったこともあり、これまで『大賞』候補に名前が挙がっていなかったんです」とは前出のレコード会社スタッフ。

 それが、突然の変化の裏にはいったい何があったのか?

「『レコ大』というと、一部報道や近年の『大賞』受賞アーティストの顔ぶれから、“ドン”と『エイベックス』グループとの蜜月が何かと話題になりますが、じつは“ドン”は『ソニーミュージック』グループとも太いパイプがあり、ビジネスでも手を組んでいるそうなんです。実際、過去7年の『大賞』受賞作は『エイベックス』の3年連続の後、『ソニー・ミュージック』が4年連続受賞中ですからね。今年もLiSAさんの『炎』の受賞を後押しすることで『ソニー・ミュージック』サイドに貸しを作り、関係性を強化するつもりなのかもしれませんね」(同レコード会社スタッフ)

 過去に何度となくどんでん返しの歴史を持つ音楽界最大の賞レースだけに、今年も「大賞」の動向からはギリギリまで目が離せなさそうである。

 

最終更新:2022/11/21 20:09
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