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菅首相、特捜部の捜査は止めていない――「桜疑惑」はやはり官邸リークか?

大不評・渡部建の記者会見、世間はやはり許せない!?

 “多目的トイレ不倫”のアンジャッシュ渡部建が行った謝罪会見が大批判されている。

「アンジャ渡部アウト~復帰計画白紙…“文春砲”から6カ月、ようやく会見も火だるま100分間」(スポーツニッポン)「アンジャ渡部ボロボロ会見」(デイリースポーツ)

 汗と涙を流して記者たちの「意地の悪い」質問にも耐え抜いたが、その甲斐もなかった。

 一部のメディアで、渡部が『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の大晦日特番に出演すると報じられた。

 すると日テレに、謝罪もなく復帰するとは、復帰が早すぎるという非難の電話が殺到したため、慌てて会見を開いたようだ。翌日の『とくダネ!』で、街の声を拾っていたが、多くは「テレビで見たらチャンネル変える」という厳しいものだった。

 女をセックスの道具としか見ていない男という「烙印」は、まだまだ消すのは無理なようだ。

 東京地検特捜部が「桜を見る会前夜祭」問題で、安倍前総理に事情聴取を要請したことが波紋を広げている。一部メディアには「共謀共同正犯で本人立件の可能性もあり得るのでは」という見方もある。

 大阪地検特捜部は森友学園への国有地売却や財務省関連文書の改ざん問題で、当時の財務省幹部ら10人を不起訴にした。大阪の“恥”を東京でそそげるのか。

 菅政権の評判が悪いため、安倍の再々登板があるのではないかという噂もあったが、これで、その可能性も消え去った。菅の高笑いが聞こえるようだ。

 さて、私の好きなミステリーの話題。文春の年末恒例の「ミステリーベスト10」が発表された。

 今年は私の知らなかった本が多く選ばれている。国内部門で1位に選ばれたのが辻真先の『たかが殺人じゃないか』(東京創元社)である。

 辻といえば御年88歳。サブタイトルに「昭和24年の推理小説」とあるように、終戦後の学制改革によって男女共学になった時代が舞台である。

 少し前は1964年、東京オリンピックの時代を舞台にしたミステリーが何冊か出されたが、今度はもっとさかのぼって終戦直後か。「当時の空気感が伝わり、タイムスリップしたような感覚が味わえる」(倉知淳)青春本格ミステリーだそうだ。

 私は当時4歳だったが、あの時代の空気感は覚えている。読むのが楽しみだ。

 2位は『透明人間は密室に潜む』(阿津川辰海・光文社)、3位は『楽園とは探偵の不在なり』(斜線堂有紀・早川書房)。6位に入った『死神の棋譜』(奥泉光・新潮社)は面白く読んだ。

 私は柚月裕子が好きだ。映画『仁義なき戦い』を彷彿とさせる広島弁がいい。『孤狼の血』『凶犬の眼』は読んだ。今度は9位に入った『暴虎の牙』(KADOKAWA)を読もうとしているところだ。私は彼女の作品をミステリーとは思ってないのだが。

 海外部門の第1位は、3年連続だそうだが、アンソニー・ホロヴィッツの『その裁きは死』(創元推理文庫)である。『カササギ殺人事件』『メインテーマは殺人』と読んできたが、私の好みには合わないので、今回は読む気はない。

 2位の『ザリガニの鳴くところ』(ディーリア・オーエンズ・早川書房)はイントロがやたら長いのが少しイラつかせるが、すこぶる良くできた上質のミステリーである。

 3位は『あの本は読まれているか』(レーラ・プレスコット・東京創元社)は、映画『ドクトル・ジバゴ』をめぐるミステリーだというから読んでみたい。

 7位に入った『死亡通知書 暗黒者』(周浩暉・ハヤカワ・ポケット・ミステリ)は実に面白い作品であることは間違いない。

 私は半日で読み切った。だが重大な欠点がこれにはある。これからも続いていくのだから致し方ないとは思うが、犯行の手口があまりにも“ご都合主義”なのだ。それが通用するならミステリーではなくなる。

 ミステリー好きは、「その手があったか」と唸らせてくれるものがなければ、作品を評価しない。特に私は。この作品にはそれがない。続編で種明かしするのかもしれないが、「それをやったらお終いだよ」と、読みながら何度もつぶやいた。

 まあ、007だと思って読めば楽しめる作品ではある。

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