家具やクレカからふるさと納税まで!? 加速する国内のゲーミングアイテムの浸透

IKEAもハーマンミラーもゲーミング家具に進出

　今回の発表では、ゲーミングチェア2種、ゲーミングデスク2種、オプションのシェルフ1種のラインナップ。主な特徴としては、ゲーミングチェアの上位モデル（EXタイプ）に周囲の視線を遮って集中力を高めるヘッドパネルを装備していることが挙げられる。ゲームプレイに限らず、自宅での仕事中にも視界を限定することによってより集中できるはずだ。

　一方のゲーミングデスクには電動上下昇降機能がついており、ユーザーの身長や座り方、姿勢に応じた高さ調整できる。運動不足になりがちなテレワークだが、立って使用することもできるため長時間の座位姿勢による腰の痛みの軽減や眠気を抑えるなどのメリットも期待できる。

　高級デスクチェアでおなじみのハーマンミラーは、12月11日に日本初のホームオフィス専門の体験型ストア「ハーマンミラーストア青山」をオープンする。このストアには、同社のゲーミングチェアと革新的なソリューションを体験できるシーン別セッティングが用意されており、集中作業のカギとなる体圧分散や健康的な姿勢などによるメリットを体感できるという。

　ゲーミングブースと呼ばれるエリアには、ハーマンミラーのゲーミングチェア全3種（アーロンチェア スペシャルゲーミングエディション、セイルチェア ゲーミングエディション、エンボディゲーミングチェア）と上下昇降デスクなどが設置される予定だ。

　家具といえば、北欧デザインが世界的にも支持されているIKEAもゲーミングジャンルへの参入を予告している。予告によると、このゲーミング家具はスマホやPCパーツを出している台湾メーカーASUSのROGブランドとのコラボで、ゲーミング家具やアクセサリー類30製品を展開するよう。2021年2月に中国で販売スタートし、同年10月に他地域での販売を開始する予定。

　このように確実にアイテムが増えているゲーミングジャンルだが、なんと「ゲーミングクレカ」なるものまで登場した。これはセゾンが12月1日から発行を開始した「セゾンゲーミングカード」。

　ゲームユーザーに焦点を当てた新しいコンセプトのカードで、オリジナルのカードデザインに加えて専用のスマホアプリ「Saison Gaming Card App（セゾンゲーミングカードアプリ）」を用意。カードの申し込みもこの専用アプリからできる。

　特徴としては、一般的なクレカとしての使用に加えて、独自ポイントプログラム「ゲーミングコイン」が最短翌日に付与、貯まったゲーミングコインをスマホ、ゲーム機、PCのゲームに利用できる各種ギフトコードに交換できる。もちろん、ゲーミングコインの所持数量の確認も専用アプリで簡単にできる。また、今後交換アイテムとして、ゲームユーザー向けのエナジードリンクなどゲーム体験を向上させるアイテムも追加される予定となっている。