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週刊誌スクープ大賞

菅義偉首相、ついに鉄槌を…“政権批判”のNHKアナが降板の余波

文=元木昌彦(もとき・まさひこ)

菅義偉首相、ついに鉄槌を…政権批判のNHKアナが降板の余波の画像1
週刊文春12月24日号より

 今週の注目記事・第1位「『小室圭・佳代さん』に『美智子さま』からの最後通牒」(『週刊新潮』12/24日号)「宮内庁長官が警告した小室母子の<独善>言行録」(『週刊文春』12/24日号)「小室圭さん(29)と母佳代さん 父の自死直前に“密着”した『もう1人のパパ』」(『女性セブン』1/7・14日号)

同・第2位「『尾身を黙らせろ』菅逆ギレ命令」(『週刊文春』12/24日号)

同・第3位「河野景子再婚、相手は怪しいエステ経営者」(『週刊文春』12/24日号)

同・第4位「特別養子縁組が生む幸せのカタチ/母となった久保田智子が見つけた幸せ」(『ニューズウイーク日本版』12/22日号)

同・第5位「伊集院静『それがどうした』」(『週刊現代』12/26,1/2日号)

同・第6位「菅官邸を怒らせたNHK有馬キャスターが降板」(『週刊文春』12/24日号)

同・第7位「旭川医大学長クラスター病院に『なくなるしかない』暴言録音」(『週刊文春』12/24日号)

同・第8位「ガソリン車禁止で1300万人が路頭に迷う-黒幕はテスラの日本人取締役」(『週刊新潮』12/24日号)

同・第9位「滝沢カレン、モデル彼氏と隠れ家イタリアン食事会―-帽子にマスクにメガネ」(『フライデー』1/1日号)

同・第10位「日本中が驚いた『隠密婚』! 戸田恵梨香に『ガチオタ夫』の妻は務まるか?」(『FLASH』12/29日号)

同・第11位「ワイドショーの使命に自己陶酔『玉川徹』の口にマスクを!」(『週刊新潮』12/24日号)

同・第12位「山形大生『女医殺し』判決文で明かされた『スマホ脳』の病理」(『週刊新潮』12/24日号)

同・第13位「年間2万人風呂場の急死はヒートショックではなかった! 生還者大半あの症状」(『週刊新潮』12/24日号)

【巻末付録】「現代」と「ポスト」のSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 さて、新年合併号の季節到来である。

 今週は「週刊現代」(講談社)と「週刊ポスト」(小学館)が合併号で、SEXYグラビアは充実しているのだが、特集が手抜きとはいわないが、あまり読むところがない。

 現代の巻頭特集は「残り10年、人生をどううまくまとめるか」、ポストは「親子で、夫婦で、兄弟で年末年始に決めておくこと」である。

 たしかに年末年始には兄弟親戚が集まる機会が多くなる(今年は微妙だが)。だが、せっかく久しぶりに会うというのに、遺産の話や遺言状の相談などしたいと思うのかね。

 大事なことではあるが、兄弟の諍いの原因になる親の遺産の話、親の介護は誰が見るかなどが話題では、酒がまずくなる。

 昔の週刊誌の新年合併号は、各誌がスクープを競い合い、美人女優を表紙に起用し、華やかだった。

 それが昨今は、ヌードグラビアは多いが、特集は気の滅入る話が、現代、ポストは多い。特に今回はポストに紹介するような特集が見当たらない。

 目次を見ても、「これが結論 病院に行かない方が健康になれる!」「菅VS安倍 自民大分裂 399人相関図」「親のケアを任せられる老人ホームBEST40」では、残念だが読む気にならない。

 恒例のビートたけしの「ヒンシュク大賞」も、宮崎謙介の再不倫とせんだみつおの緊急搬送では、粒が小さすぎる。

 自民党の相関図などどうでもいいから、昔のように「芸能界不倫相関図」や綾瀬はるかの「衝撃の告白」でもやってくれないか。

 いつもいっているが、SEXYグラビアに使う精力の何分の1かを、特集をつくる方へ回せば、もっと面白くなるはずだが。ポストの来年の奮起を期待したい。

 まずは「週刊新潮」から。

 寒くなると風呂に入っていても寒暖差、ヒートショックが心配になるが、新潮によれば、入浴中の死亡は「熱中症」だと報じている。

 2018年に自宅で不慮の事故のために死亡した約1万5000件のうち、4割近い5374人が「浴槽における溺死」だそうだ。慶應大学理工学部の伊香賀俊治教授らの調査によると、入浴している間に体温が上昇して熱中症になり、意識障害や脱力感が起こり、湯の中に沈んでしまうというのである。

 そうならないためには、湯温は41度にして10分以内、カラスの行水がいいそうだ。

 私は内風呂が好きではないが、65歳以上の高齢者は週7回入浴すると「3年後に要介護になるリスクは29%低い」というのである。熱くない風呂に入って約10分。それで介護いらずになればお安いものだが、私は手遅れだろうな。

 お次も新潮から。

 先週新潮は、スマホで脳がおかしくなると報じていたが、今週はその実例集。

 2019年5月19日に、山形県東根市内のマンションで、面識がなかった眼科医の矢口智恵美さん(享年50)を殺害した、山形大学人文社会学部4年だった加藤紘貴(25)に対して、12月11日に懲役18年の実刑判決がいい渡された。

 犯行に至った経緯を新潮は追っている。

 犯行前日、加藤はSNSで知り合った女性と会う約束を取りつけたが、約束した時間に女性は現れなかった。

 すると加藤は、スマホに立て続けに「河北町 風俗店」「河北町 デリヘル」と打ち込む。フラれたために行き場のない「欲望」が、風俗へと向かわせたのであろう。しかしその20分後には、「施錠されていない家」「無施錠」という検索ワードを打ち込んでいるのだ。

 また夜中には、「ピッキング作業」と打ち込み、「神町 アパート」と入れて、ターゲットを漁り始めたそうである。

 私は、ITやスマホに詳しくないから、施錠されていない家を検索して、該当する家が見つかるのか疑問だが、この男は、何でもいいから獲物を見つけたかったのだろう。

 無施錠の家を物色しているうちに、矢口さんの家を見つけて、侵入したという。だが家人と鉢合わせした加藤は、室内にあったゴルフクラブで彼女の頭を10回以上殴打して、死に至らしめた。

 後に加藤を逮捕してスマホのWeb履歴を調べると、「いびき 死ぬ前」という検索ワードが見つかったそうだ。被害者は脳挫傷していたため、死ぬ直前にいびきをかいたらしい。その状態を検索していたため、加藤が現場にいたことの強い状況証拠になったそうである。

 加藤は殺人を犯した後、「罪と罰 名言」と打ち、さらに「山形 ニュース」と検索している。

 断片的だが、この男の思考過程がここに表れているではないか。

 セックスや結婚相手もスマホで探す時代。こういう人間はスマホがなくなったら、自分で考えることはできないはずだ。そのうち、スマホに「自分は今日何をやったらいいのですか?」と聞くようになるのだろう。

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