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プロ野球、コロナ禍で外国人選手がキャンプインできず? 地元経済にも懸念

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写真/GettyImagesより

 プロ野球界が新たな“コロナ禍”の直撃を受けそうだ。

 イギリスや南アフリカなどで判明、その後日本国内でも確認された新型コロナウイルスの変異種への対応として、世界すべての国から外国人の新たな入国を1月末まで停止することを先日、政府が発表。これには例年2月1日から、春季キャンプがスタートする球界にとってはまさに死活問題だ。

 日本野球機構の表彰式に出席した中日ドラゴンズのビシエド選手など、日本に長く滞在した外国人選手も今週、帰国したばかり。そのタイミングで発表されたのだから、関係者は大騒ぎになっている。

 プロ野球OBは「例年なら1月下旬に来日してそのまま、キャンプ地に入るパターンが大多数。そもそも、停止期間は1月末までとなっていますが、本当にそこで終わるのかは不透明。新型コロナの感染が再拡大している最中で、さらに延期となれば助っ人陣に頼らず開幕を迎えることも、念頭に入れなければならない。これは日本球界の歴史においても、類を見ないことでしょう」と、顔を真っ青にして口にする。

 周知の通り、2019年のキャンプも、世界で新型コロナウイルス感染が拡大しつつある状況で、キャンプ中盤からファンと選手、関係者の接触を自粛。3月のオープン戦はすべて無観客試合となり、6月中旬まで遅れた公式戦開幕へと続いたのだった。

 さらに、このキャンプ自体も別の球界OBは「まともにやれるのか分からない」と話す。

「ここ最近になって、一部の球団がキャンプの日程、場所などを発表していますが、観客についてはいずれも人数制限を設け、事前予約制での対応になると告知。ただ、球団がキャンプを張る宮崎県、沖縄県はいずれも豊富に医療体制が整っているところではない。特に沖縄の場合は離島ということもあり、そのリスクは一気に増しますよね。今の状況が続けば、無観客キャンプにもなりかねないが、地元への経済効果も激減することを覚悟しなければならない。キャンプ開始ギリギリまで、各球団は調整に頭を悩ませそうですね」

 球界は来年も、新型コロナに振り回されることは避けられない。

最終更新:2021/01/01 14:00
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