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プロ野球選手、コロナ禍で小遣い稼ぎ「ゼロ」も…“闇営業”も今年は自粛

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 12月に入り、全国的に新型コロナウイルスが感染再拡大したことがプロ野球選手の懐事情に大きな影響を及ぼしている。

 例年ならレギュラーシーズン(公式戦)が10月上旬で終わり、ポストシーズン(クライマックスシリーズ、日本シリーズ)の終了が11月上旬になる。その後、秋季練習や秋季キャンプを経て12月、1月は完全にオフシーズンを迎える。

 ところが、今年はコロナ禍で開幕が6月下旬まで延期された影響で公式戦終了も11月中旬までかかった。

「普段なら太陽が当たる日中しか練習しない時期ですが、今年は11月に入ってもナイターの試合が多かった。選手の疲労はかなり溜まっている。加えて、コロナ禍のため外食、外出にかなり厳しい制限がかけられている。12月に入って球団管轄下ではないため現在は“自己判断”に任されている分、選手はゴルフに行ったり、旅行に出かけるなど、ある程度好き勝手にやっている。当然、派手に飲み歩きはしませんが、政府や自治体が止めている4人以上での会食もかなり開かれています」(プロ野球関係者)

 聞いているこっちまでストレスが溜まりそうな厳しい状況だが、12月に入るとそれに追い打ちがかかった。

「オフは選手にとって小遣い稼ぎのシーズンでもあります。トークショーから野球教室、番組出演など内容は様々。中には球団に内緒で、闇営業に出かける輩もいます(笑)。ところが、感染再拡大で飲食店の時短営業がなされる中、そもそも多くのイベントが中止になるなか、唯一生き残っていた野球教室がここにきて中止に追い込まれています。野外での開催で感染対策は取りやすいのですが、人数が多かったり選手、子供への健康不安があり主催者側が止めることが増えてきている」

 ちなみに、ギャラはというと……。

「裏方でも1人3時間程度で10万円は軽く稼げる。2軍クラスで10万円台、1軍クラスになれば人数や予算にもよりますがその5倍や10倍稼げることもある」

 もっとも、どの球団の選手からも「超不評」なイベントは「プロ野球選手会が絡んだイベント。今年はイベントが中止となり、とある番組収録だけになっていますが、とにかくギャラが安い! 割に合わないので各球団、暇そうな若手に押し付けられる傾向が強い」(同)と話す。

 そもそも、コロナ禍で年俸も上がりにくくなっているなか、プロ野球選手にとっては頭を抱えてしまうオフシーズンとなっている。

最終更新:2020/12/24 18:00
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