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年末年始テレビCMが「儲かった」!? 儲かる/儲からない会社の格差がくっきり

文=日刊サイゾー編集部(@cyzo

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公益社団法人ACジャパンウェブサイトより

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で大打撃を受けた2020年のテレビ業界。ところが、年末年始はどういうわけか「絶好調」だったというのだ。

 地上波テレビ局のCMに携わる広告代理店関係者がその事情を解説する。

「2020年春の緊急事態宣言発令のタイミングで、一気にCM出稿がストップ。まずはACジャパンに差し替えての対応になりました。その後、テーマパークなどは長期休園が続いたことで売り上げが減り、CM出稿自体が減少。テレビ局にもよりますが一時は通常の3割ほどしかCMが放送されていない日もありました。CM枠が埋まらないところは自局のPRや系列のネット動画配信サービスの告知に振り替えて対応。それでも、夏場以降は家庭などで使用する商品、例えば食品や生活雑貨などの消費財メーカーを中心に回復傾向となり、最終的には前年比8割くらいまで戻りました」

 業界としては20年から今年にかけての年末年始期間だと、12月26日から1月3日が軸となっているが「CM枠は意外にも奪い合いになるほど盛況。前年よりも1・5倍ほどの売れ行きで、テレビ局によっては放送する枠がない『完売状態』になっていた」(同)とも明かす。

 ただ、言うまでもなくどの企業、どの業種も好調とはいかないようだ。

「この年末年始にCM出稿が多かったのは、車のディーラーならトヨタ、ダイハツ、スズキの3社。マツダは長年、レギュラースポンサードしていた密着系ドキュメンタリー番組を昨年秋にひっそり降板、いまだに復帰していないことを考えると業績があまりよくないことが想像できます。また、密集を避け三ヶ日の参拝を避けるよう政府がアナウンスしたこともあり、この時期だけ出稿してもらえる神社のCMも激減。宗教法人ということで、通年ディスカウントもなく定価に近い金額を払ってもらえるので、我々にとってはうま味が大きかった。飲料系でダントツに景気がいいのはキリンですね。アルコール、ノンアルコールを含め新商品も多く攻勢をかけている。今後しばらくはこの状況が続くようです」(同)

 ただ、CM単価自体は元通りにはなっておらず「例えば昨年だと、20本分の売り上げを立てたとしたら、現状の金額だと少なくとも2倍近くの数を取らなければ、目標金額をクリアできません。しばらく値上げも難しいでしょうし、そこは辛いところ」(同)という。

 さらに、ここにきて関東圏で緊急事態宣言を再発令された。飲食店に対して1都3県が1月8日から31日まで午後8時までの時間短縮営業を要請することも決まり、消費を含めて逆戻りしかねない状況だ。年末年始の特需からのV字回復の見通しは決して明るくないようだ。

最終更新:2021/01/09 09:00

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