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元百貨店美容部員が解説する「メンズメイク市場右肩上がりの深い理由」男性用化粧品がいま面白い

元百貨店美容部員が解説する「メンズメイク市場右肩上がりの深い理由」男性用化粧品がいま面白いの画像1
最近では男性美容に特化した雑誌や書籍も増えてきている(「メンズノンノ」2021年2月号/集英社)

 メンズメイクという新しい言葉をテレビやメディアで見るようになった。

 一昔前なら、こんがり焼けた黒い肌だったり、ちょっとワイルドな風貌が“いい男像”みたいなものに当てはまっていたかもしれない。頑張って肌を焼いていた世代の男性は「スキンケアなんてしない」という方も多かっただろうし、“メンズメイク”という概念に驚いている人もいるだろう。

 しかしいまや男性がスキンケアをするのは当たり前。化粧をする男性も増えており、世界的ブランドのCHANELやTOM FORDからもメンズ用のメイクアップアイテムが発売されているのだ。

 そこで本稿ではメンズメイク市場がどのような盛り上がりを見せているのかを、”元百貨店美容部員“でメンズコスメの総合サイトを運営する「mencos.」の代表・こうすけが解説していこうと思う。

 多様性や自分らしさが重要視されるこれからの時代と、かなり密接な関係のあるメンズメイクについて、まずは男性用化粧品の市場がどれくらい伸びているのか数字で見ていこう。

 実は男性用化粧品の市場規模は、2019年における対2015年比は109%と右肩上がり。メンズビューティー市場は着々と成長を遂げている。

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参考:イマドキの男性のスキンケア事情(PR TIMES)

 また、メンズスキンケアブランド「バルクオム」(BULK HOMME)がイメージキャラクターに木村拓哉を起用したり、お笑いトリオ四千頭身が実際にメンズメイクを体験し、宣材写真を撮る「uno」(資生堂)のCMを目にした人も多いはず。

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「uno」は山手線でもメンズメイクの広告掲載。

 こうした広告の広がりなどを見ると、多くの企業がメンズメイクに本格的に参画してきたなと肌で感じることができる。

 数字や実際に見て感じたようにメンズメイク市場は全体的に拡大しているが、男性の中には「メンズメイクをしているのはバレたくないけど肌を綺麗にして印象を良くしたい」という思考と、「K-POPアイドルのようなカラーを使ったり、メイクで顔に影を作って骨格をはっきりさせたい」と“メイクアップ”自体を楽しむという思考がある。人によって差はあるが、前者は20代後半以上、後者は10代~20代前半の人が多い印象だ。

 それでいうと30代以上の男性は「自分には関係ない」と思っている方も多いだろう。しかし、そうした固定概念は実にもったいない。実際にスキンケア商品や、メイク道具に触れてみればその奥深さや面白さが絶対にわかるはずだ。スキンケアはダイエットやジム通いと同じく、努力次第で成果が出るし、成果が出ればますます面白さを見出すことができる。今回「日刊サイゾー」で連載するにあたり、「メンズメイクなんて知らない」「興味がない」という人にも、使ってみればその良さがわかるグッズを紹介できたらと思う。

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