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井上雄彦氏が『SLAM DUNK』映画化を了承したのはあの“遺恨相手”が消えたから?

文=日刊サイゾー編集部(@cyzo

井上雄彦氏が『SLAM DUNK』映画化を了承したのはあの遺恨相手が消えたから?の画像1
映画『SLAM DUNK』ウェブサイトより

 作品のファンだけでなく、出版関係者からも驚きの声が上がったのが『SLAM DUNK』のアニメ映画化だ。

 言うまでもなく同作は、90年から96年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載された井上雄彦氏による高校バスケットボール漫画。

「国内におけるシリーズ累計発行部数は1億2000万部以上で、スポーツ漫画の金字塔。1月7日に井上氏がツイッターで発表すると、ファンからは歓喜の声が上がり、インターハイ3連覇中の王者・山王工業戦を映画化してほしいといった声が目立っていました」(エンタメ誌ライター)

主人公・桜木花道たちの湘北高校は山王工業とインターハイ2回戦で激突し、激闘の末勝利するが、3回戦は描かれることもなく“ボロ負け”したと報告されただけで、そこからすぐに最終回を迎えることとなった。

 漫画内では、いずれ出す予定であろう対戦相手が所々で出てきたりしながら、その人達が出る前に完結となったために、読者からも不審がられていたが、当時の集英社の内情を知る出版関係者はこう語る。

「実は、当初はこうした新たなライバルたちを撃破しながら、山王工業とは決勝で当たるという構想だったと聞きました。しかし、集英社サイドと井上氏サイドとの間で版権に関するトラブルが発生。最終的に、当時の編集長だった鳥嶋和彦氏が打ち切りを決めたとされています」

 鳥嶋氏といえば、96年から01年まで『週刊少年ジャンプ』の編集人兼発行人を務めた漫画界では伝説の人物。鳥山明氏の出世作『Dr.スランプ』内で登場した人気キャラ『Dr.マシリト』としても有名だ。

「鳥嶋氏は過去のインタビューで自分が『週刊少年サンデー』の編集長なら真っ先に高橋留美子とあだち充を切ると明言するなど、大御所作家に対してもまったく忖度しないのが信条。看板作家のひとり、井上氏にも容赦なかったのでしょう。その鳥嶋氏は現在、集英社を離れてグループ会社である白泉社の代表取締役会長を務めています。集英社は現在、過去作を掘り起こすライツビジネスに力を入れており、『SLAM DUNK』のアニメ映画化は『鬼滅の刃』級のヒットが狙えるポテンシャルがある。井上氏も遺恨のある鳥嶋氏がすでに集英社にいないことから了承したのかもしれません」(前出・出版関係者)

 公開されれば、井上氏が再び脚光を浴びることになりそうだが、ライバルの講談社も休載中の『バカボンド』を描いてもらうために映像化を提案してみてはどうか。

最終更新:2021/01/25 19:00

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