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松山英樹マスターズ制覇! 陸上、バスケ、F1…次に日本人アスリートが叶える偉業は?

次の「日本人初」は八村塁か?

「NBAのオールスター出場は、八村塁が近い将来叶えてくれそうです。日本人初のドラフト1巡目指名を受けた八村は順調に成長しており、しっかりレギュラーを獲得。NBAは移籍も盛んなので、強豪チームでチャンピオンリングを取ることも十分ありえます。F1優勝も期待して良いでしょう。今季から参戦した角田裕毅はデビュー戦でいきなり9位。今年、印象的な走りが出来れば、より強いチームから声が掛かるでしょうし、まだ20才ですから伸びしろはあります。

“叶えば奇跡”といえば陸上100m金メダルですが、現在日本には9秒台の記録を持つ選手が3人おり、五輪決勝の8人に残ることはできそう。400mリレーではすでにメダルを取っており、金メダルはともかく表彰台は射程圏内です。

 もうひとつは、初のNFLプレイヤー誕生でしょうか。アメリカで絶大な人気を誇るアメフトですが、実は日本は強豪国で、前回の世界選手権は準優勝。体格や競技人口など、アメリカとは相当な差がありますが、元横綱の若乃花が現役時代にスカウトされたという話もあります。NFLは海外展開で苦戦しており、多彩な人材を集めたいという事情もある。その点も日本人プレイヤー誕生を後押ししそうです」(スポーツ専門誌ライター)

 大坂なおみの例を見れば、今や国籍や人種で括ることの“時代遅れ感”はあるが、松山の狂騒を見れば、まだまだ「日本人初」という形容詞にニーズはある。次の夢は東京五輪で達成されるかも?

石井洋男(スポーツライター)

1974年生まれ、東京都出身。10年近いサラリーマン生活を経て、ライターに転身。野球、サッカー、ラグビー、相撲、陸上、水泳、ボクシング、自転車ロードレース、競馬・競輪・ボートレースなど、幅広くスポーツを愛する。趣味は登山、将棋、麻雀。

いしいひろお

最終更新:2021/04/17 06:00
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