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ゴールデンの新コント番組『新しいカギ』に見るフジの本気度と物足りなさ

文=木村之男

ゴールデンの新コント番組『新しいカギ』に見るフジの本気度と物足りなさの画像1
新しいカギ|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」より

 チョコレートプラネット、霜降り明星、ハナコがレギュラー出演するコント番組『新しいカギ』(フジテレビ系、毎週金曜20時)の初回が4月23日に2時間スペシャルで放送された。

「数人のゲストを加えてのコントとゲームコーナーで構成される、かなりオーソドックスなコント番組です。過去の番組で例えるなら、初期の『はねるのトびら』とほぼ同じスタイル。これを再びゴールデンで放送するというあたりに、フジテレビの本気度を感じます」(テレビ局関係者)

 しかし、業界内での期待度はそこまで高くはないという。

「コント番組は、とにかく時間もかかるしお金もかかる。1週間に1~2日くらいの収録日が必要となり、売れっ子3組のスケジュールを押さえるのも一苦労。初回と同じテンションで今後続けていくのは本当に難しいことです。『はねトび』も後半はゲームコーナーだけになっていったし、最初はコントも多かった『めちゃイケ』も最終的にはロケや企画モノばかりになっていった。『新しいカギ』についても、いずれコントの比率が下がっていくのだろうと予想されています」(芸能事務所関係者)

 いまここで『新しいカギ』を始めるなら、霜降り明星がレギュラー出演していた『AI-TV』を続けるべきだったのではないか、という声も聞こえてくる。

『AI-TV』には、スター発掘番組『新しい波24』のメンバーだった霜降り明星、ゆりやんレトリィバァ、四千頭身らがレギュラー出演。同じく『新しい波24』のメンバーだったハナコも出演していた。いわば『めちゃイケ』や『はねトび』に続く番組として期待されていたものの、半年で終了。その後、“お笑い第7世代”が大ブームとなった。

「『AI-TV』は、第7世代の代名詞的番組になるはずだったのに、なぜか早期に終わってしまったわけです。あそこでのフジテレビの見切りの早さは、はっきり言ってミスジャッジだったとしか思えない。もし、あのまま『AI-TV』を続けていたら、チョコプラはいないものの、第7世代ブームに乗って大人気番組になっていた可能性も高かったと思います。これで仮に『新しいカギ』がコケようものなら、フジテレビの見る目の無さがさらに浮き彫りになる。ある意味、今後のフジテレビを占うコント番組になると思います」(前出・テレビ局関係者)

 ちなみに、『新しいカギ』の内容はどうだったのだろうか。

「ネタ自体はすごくわかりやすくて、まさに“地上波のコント”という感じ。感度が高いお笑いファンには少々物足りないかもしれませんが、子どもウケはいいと思います。ただ、いまどきの子どもはテレビのコント番組はあまり見ないだろうし、もうちょっと尖った内容でも良かったのではないかという気もします」(前出・芸能事務所関係者)

 これまでバラエティ番組の歴史を作り続けてきたフジテレビとしては、是が非でもヒットさせたい『新しいカギ』。果たして、面目躍如となるか。

木村之男

木村之男

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

最終更新:2021/04/27 12:00

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