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首相「緊急事態宣言は期間を短く」「高齢者ワクチン接種完了」の不可解さ

野田聖子の夫に下された「元暴力団員」という判例と小泉進次郎の疑惑

 最近思うのだが、この国を一番悪くしているのは、何もいわない、怒らない、行動しない国民ではないのか。真っ当な怒りを表すことを恐れることはないはずである。

 それができない、やろうとしないのは、この国が「国民主権」ではないからだ。
白井聡は『主権者のいない国』(講談社)で我々にこう迫っている。

「内政外政ともに数々の困難が立ちはだかるいま、私たちに欠けているのは、それらを乗り越える知恵なのではなく、それらを自らに引き受けようとする精神態度である。
 真の困難は、政治制度の出来不出来云々以前に、主権者たろうとする気概がないことにある。(中略)そして、主権者たることとは、政治的権利を与えられることによって可能になるのではない。それは、人間が自己の運命を自らの掌中に握ろうとする決意と努力のなかにしかない。つまりは人として当たり前の欲望に目覚めること、それが始まるとき、この国を覆っている癪気(しゃっき)は消えてなくなるはずだ」

 原爆と敗戦、阪神淡路大震災、東日本大震災と原発事故、今回のコロナ禍。何が起きても、その時は大騒ぎするが、のど元過ぎればあっという間に忘れ去ってしまって、学ぶことがない。

 日本人である私でさえも呆れ果てるのに、こんな国が、他国から尊敬されるはずは万にひとつもない。

 我々は、自己の運命を自らの掌中に握ろうとする決意と努力を、今すぐに始めるべきである。手遅れと諦めてはいけない。

 女性の総理候補といえば野田聖子(60)だろうが、彼女のネックは夫の側にあるようだ。新潮が2018年8月2日号で、「彼は元反社だった」と報じて、夫の文信(54)が、事実無根で名誉を棄損されたとして1100万円の損害賠償を求めて訴えた。

 その裁判が東京地裁であり、「原告が指定暴力団の所属していた元暴力団員であることは真実であると認められる」という判決が出たと、新潮が報じている。

 この裁判には、原告と盃を交わした暴力団の元組長だった人間が法廷に出て、証言したそうである。新潮勝訴のことはどこのメディアも報じなかったようだが、将来の総理に忖度したのだろうか。

 文春は、このところ批判の多い小泉進次郎にまたまた「公用車不正使用疑惑」があると報じている。

 進次郎には干場香名女(57)という公設第一秘書がいるという。進次郎の信任厚く、彼女も「私は妻みたいなものだから」といって憚らないそうだ。

 進次郎事務所の女帝といわれる彼女だが、上から目線で仕切るため、次々に秘書が辞めてしまうという。それに加えて、大臣公用車を我が物顔に乗り回し、時にはケンタッキーなどのランチを買いに行くこともあったというのだ。

 環境省会計課に問い合わせると、「公設秘書が公用車を利用するとは考えてもいない。(昼食を買いに行くのは?)そんな利用は聞いたことがありません」と答えた。

 部下の行動もチエックできないのでは、総理の座も遠いようである。

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