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『報ステ』元NHK大越健介キャスター起用、テレ朝局アナの不満は爆発寸前?

文=田中七男(芸能ライター)

『報ステ』元NHK大越健介キャスター起用、テレ朝局アナの不満は爆発寸前?の画像1
テレビ朝日『報道ステーション』公式サイトより

 テレビ朝日が10月から、看板報道番組『報道ステーション』の月曜から木曜のメインキャスターに元NHKの大越健介氏を起用することを決め、同局内には激震が走っているという。

 大越氏はNHK時代、政治部記者、ワシントン支局長などを歴任した現場をよく知る人物。2010年春から5年間、『ニュースウオッチ9』のMCを務め、18年4月から20年9月までは『サンデースポーツ』の司会を担当するなど、お茶の間でもおなじみの人物だ。その後、報道局記者主幹の職にあったが大越氏だが、定年を前にした今年6月いっぱいで退局している。

『ニュースウオッチ9』時代は、ニュースの合間に自身の意見を述べることも多かったが、物腰柔らかい姿勢で視聴者からの好感度は高かった。

 そんな大越氏を一本釣りしたテレ朝の意図はどこにあったのか。『報ステ』の視聴率はコロナ禍以降、在宅率アップや報道番組への関心が高まったこともあり絶好調。2ケタを堅持しており、7月5日には世帯14.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)、個人8.2%というハイレベルな視聴率を叩き出すなど、夜の報道番組では独走状態だ。ここであえて“テコ入れ”する必要性はないように思われるのだが……。

「イメージ向上のため、富川悠太アナの影をできるだけ消したいのではないでしょうか。富川アナはかつて、パートナーだった小川彩佳アナへの“パワハラ疑惑”が報じられたことがあって、そこから好感度が下がってしまいました。昨年4月には新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中に妻の2人の息子に対するDV疑惑が報道される事態も起きた。それを重んじたテレ朝では同6月の復帰にあたって、月曜から木曜までの出演だったものを、木曜と金曜のみの出演に減らしている。富川アナが10月以降、降板するのか金曜のみ残るのかは不確定ですが、できるだけ“富川色”を払拭させたかったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 ただ、フリーの大越氏をMCに起用する人事には、局内では驚きと衝撃が走っているようだ。

「局アナにとって、帯番組を担当することは大きな目標なんです。視聴率が悪いならともかく、好調なのに、フリーのキャスターをわざわざ外部招へいしたのでは、局アナの不満が一気に爆発しかねません。大越氏クラスなら、年間の出演料は1億円を超えると予想されます。OGとはいえ、過去に不倫スキャンダルがあった徳永有美アナを18年10月に抜擢する際も、不満が渦巻いていました。徳永アナの去就は定かではないですが、今回の人事は局アナにとっておもしろくないでしょうね」(同)

 テレ朝にとしては、NHKの元看板キャスターを起用することは、秋の改編での大きな目玉となるだろう。しかし一方で、局員のモチベーションがだだ下がりになってしまう危険もはらんでいそうだ。

田中七男(芸能ライター)

最終更新:2021/07/17 07:00

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