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Zepp Tokyo閉鎖、解消されない都内の「箱不足」 コロナ後に待つより深刻な状況

文=田井じゅん(たい・じゅん)

Zepp Tokyo閉鎖、解消されない都内の「箱不足」 コロナ後に待つより深刻な状況の画像1
Zepp Tokyo公式Twitter(@zepptokyo_)より

 東京・お台場のライブハウス「Zepp Tokyo」が2022年1月1日に営業終了となることが発表された。Zepp Tokyoが入居する複合施設「パレットタウン」の事業終了に伴うものだという。

 Zepp Tokyoは1999年にオープン。最大収容約2700人の都内でも屈指の大型ライブハウスだ。

「ライブハウスとはいえその規模はホールクラス。大物アーティストが使用することも多く、営業終了を惜しむ声はとても多いです。今後はZepp DiverCityや豊洲PIT、新木場スタジオコーストなどのお台場周辺にあるライブハウスが、Zepp Tokyoの代替となっていくでしょう」(レコード会社関係者)

 また2020年には、同じく“Zepp”のライブハウスとして、「KT Zepp Yokohama」と「Zepp Haneda」もオープンしている。

「大規模なライブハウスはそれなりに揃ってはいます。でも、一方で2000人規模のホールは年々減少していて、都内の“箱不足”は解消できていない。中野サンプラザも2024年くらいに解体され、その後は7000人規模のアリーナが作られる予定です」(同)

 箱不足をより深刻化させるのが、CDの売上減少だという。

「あくまでもコロナ前の話ですが、CDが売れなくなったことで、数年前から多くのアーティストがライブや物販に重きを置くようになっています。つまり、ライブの開催数が増加傾向にある一方で、会場は減少傾向にあり、会場の奪い合いのような状況ができつつあったんです。特に2000人ほどのライブは、リスクを負わずに開催できる規模としてはベストだということもあり、その規模の箱の争奪戦となっていたんです」(同)

 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、有観客でのライブの開催数は激減。ライブを開催したとしても、観客数を大幅に削ることが基本となってしまった。

「コロナ禍により箱の経営そのものが難しくなり、閉鎖される箱もこれから増えていくでしょう。そうなると、コロナが明けた後、いま以上に深刻な“箱不足”が待っているということです。CDも売れず、ライブもできないとなると、活動をやめてしまうアーティストも増えていくはずです」(同)

 まさに、危機的状況にある日本の音楽業界。一日でも早く、いままで通りにライブが開催できる日がくることを願うばかりだ。

田井じゅん(たい・じゅん)

田井じゅん(たい・じゅん)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

最終更新:2021/07/25 18:00

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