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K-POPの祭典「Asia Artist Awards」日本開催発表もファンが憤慨! コロナ感染やオンラインにも不安の声

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Seventeenほか(GettyImagesより)

 世界的な人気を誇るK-POPアイドルや、ドラマ・映画で活躍する韓流スターが一堂に会する「Asia Artist Awards」(アジアアーティストアワード/通称AAA)。年々、認知度が高まっている同イベントの6回目の開催地が、日本・沖縄に決定した。

 AAAのコンセプトは、受賞者を韓国、日本、中国、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、ベトナムなどアジア地域に加え、アルゼンチンやメキシコ、欧州各国なのファンのビックデータをもとに選出するというもの。第一回(2016年)から第三回(2018年)まで韓国国内で行われ、2019年はベトナム、2020年はコロナ禍の影響によりオンラインで開催されている。日本ではファン以外にはまだ、馴染みがないものの過去にはBTSやEXOなど一般でも知名度があがっているグループが多数出演を果たしてきた。

 なお、今年のAAAが日本で開催決定したことに対して、韓国ファンの中からはさまざまな不満が噴出している。

 そのひとつはコロナ禍に関するもの。今年も無観客で行われる可能性があるなかで、「アーティストをわざわざ日本に連れて行って、コロナ禍のリスクにさらす必要があるのか」という声が上がっている。

 実際、沖縄はコロナ禍の影響が大きい地域のひとつだ。

 主催者側がどのような対応を取るのか。また自治体などとどう、連携を取って開催に漕ぎつけるのか。その動きがとても気になるところだ。また一部ファンの中には、海外で開催すること自体に不満を持つ層も少なくない。ネット上には、「私たちがお金を使ったのに、なぜ良いものは海外ファンがみるのか」というような書きも込みもあるようだ。

 さらにAAAのオンライン放送に関しても不安が残る。

 というのも、AAAを視聴できるサービスがいくつかあるのだが、2020年には各サービスのサーバーが相次いでパンクしたり、不安定になるというアクシデントが起こったからだ。あるサービスでは、英語版の字幕をつけると、画面の半分が見えなくなるというトラブルも起こった。そのほかにも、男性アイドルグループ・Stray Kids、女性アイドルグループIZ*ONE、ITZYの舞台中の音声が、一部聞こえないという手痛いミスにも見舞われている。

 韓国のみならず世界各国のファンからも楽しまれ始めているAAA。2021年は日本開催やオンライン放送ということもあり、ファンたちからはその成否に厳しい視線を注がれそうである。日本では目下、炎上から延焼が続いているヒップホップフェス「NAMIMONOGATARI」のように、自治体と主催者にトラブルが起きないよう、コロナ禍、そしてストレスのない視聴に配慮した運営に期待したい。

河 鐘基(ジャーナリスト)

リサーチャー&記者として、中国やアジア各国の大学教育・就職事情などをメディアで発信。中国有名大学と日本の大学間の新しい留学制度の設置などに業務として取り組む。「ロボティア」「BeautyTech.jp」「Forbes JAPAN」など、多数のメディアで執筆中。著書に「ドローンの衝撃 」(扶桑社新書) 「AI・ロボット開発、これが日本の勝利の法則」 (扶桑社新書)、共著に「ヤバいLINE 日本人が知らない不都合な真実」 (光文社新書)など。

Twitter:@Roboteer_Tokyo

はじょんぎ

最終更新:2021/09/17 13:40
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