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テレビ局がやたら「コロナ会食」をするのは、制作スタッフの“独自判断”が要因か

テレビ局がやたら「コロナ会食」をするのは、制作スタッフの独自判断が要因かの画像1
写真/Getty Imagesより

 新型コロナウイルス感染拡大防止による「会食禁止」を巡って、テレビ局が狙い撃ちされているーー。

 今度は「デイリー新潮」が、名古屋の民放テレビ局中京テレビで7月、現役の男女のアナウンサーや局員が大勢で家飲みをしたことをきっかけに、局内で感染者が出たにも関わらず公表されていなかったことを報じた。

 記事によると、家飲みがあったされる時期は愛知県が独自で厳重警戒措置を発令、前日まで政府のまん延等重点措置があり、解除された直後だったという。

 在名のテレビ局関係者は「中京テレビに出入りする人たちは『ようやくネットニュースが追いついてきたか』と軽口を叩く人もいたほど。局内外でも話は広まっていますが、まるで反省の色が見られない」と呆れかえっている。

 振り返れば今夏だけでも日本テレビ、テレビ朝日、ABCテレビなど複数のテレビ局関係者が、政府や自治体の意向を無視した形で宴を繰り広げた様子が、鮮明に報道されている。別のテレビ局関係者は「内部リーク犯がいる」と逆ギレしている輩もいるようだが天…。

「地上波テレビ局の報道番組を見れば『自粛してください!』『医療体制が崩壊している』などと散々、コロナ関連で煽りまくった挙句、自分たちは襟を正すことなく飲み会に繰り出している。売り上げが落ちたといっても、もともと高給取りが多い業界で、このご時世でもさほど懐は痛めていない模様。むしろ、クラウド系の企業からのCM出稿が増えた分、増収増益になっている局もあるほどです。ただ、一部のスタッフの暴走に、快く思わない関係者がいるのも事実。言い換えれば『飲み会に誘われなかった』『飲み会を止めろと伝えたのにスルーして、どんちゃん騒ぎが目についた』など、正義を振りかざして告発しているふしもあります」

 今回の件は、テレビ局内でコロナをめぐって“情報の分断”が起こっているという見方もあるという。

「局員たちは情報番組、報道番組の制作を行う際、コロナにまつわる公式、非公式の情報が自治体、医療関係者、政治家などから常に情報収集している分、世に出ていない話も多々知っているわけです。その上で『もう大丈夫だろう』と自らの基準で判断し、夜の街に向かう者もテレビ局関係者は多い。そもそも飲み食いが好きな人が多い、というのも背景にはありますね(笑)。この文化がコロナ禍をきっかけに分断され局内の空気はとても悪い」

 先日は、テレビ朝日の弘中綾香アナウンサーも家飲みした写真を「週刊新潮」(新潮社)で掲載されたが、この流れはしばらく続きそうだ。

与良天悟(芸能ライター)

1984年、千葉県出身のウェブメディア編集者。某カルチャー系メディアで音楽や演劇を中心にインタビューなどを担当するほか、フリーで地元千葉県の企業の記事なども請け負っている。

よらてんご

最終更新:2021/09/11 06:00
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