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秋元康手がける『真犯人フラグ』は“トラウマドラマ”? 高評価の声上がるも、早くも離脱者多数か

文=東海林かな(しょうじ・かな)

秋元康の新作ドラマ『真犯人フラグ』が放送前から”黒幕バレバレ”? 不安要素満載で幕開けかの画像
ドラマ公式サイトより

 西島秀俊が主演を務める日本テレビ系ドラマ『真犯人フラグ』の第1話が10月10日に放送された。2019年に考察ブームを巻き起こしたドラマ『あなたの番です』(同)の制作陣が再集結とあって、前評判が高かった本作。初回の世帯平均視聴率は8.4%、個人視聴率は4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とまずまずの滑り出しだが、SNS上では「やばい面白すぎる」「さすがあな番チーム」など絶賛する声が上るほか、散りばめられた伏線や犯人に対する考察合戦も早くも盛り上がりを見せている。

 第1話では、運送会社に勤める主人公・相良凌介(西島)の妻・真帆(宮沢りえ)が娘と息子とともにいなくなり、母子失踪事件として取り上げられ関心を集めるも、凌介は世間や警察から疑惑の目を向けられてしまう、といった展開。物語の序盤から近所の怪しい“猫おばさん”(平田敦子)の意味深な言葉や、駅のホームで凌介に意味ありげに近づいた謎の女(生駒里奈)の言動など、数々の謎に満ちた幕開けとなった。

 表情や言動が怪しい人物が多すぎて、SNS上では早くもさまざまな伏線が指摘されており、「真帆は不倫していた」「息子はイジメの加害者」などそれぞれ思い思いの考察が披露されている。

 だがその一方で、初回から離脱者を多数生んだのではといった危惧もある。なぜなら、第1話が怖すぎたからだ。

 不気味で不穏な空気が終始漂い、音響やカメラワーク、登場人物の怪しい表情などすべてが観る者の不安を掻き立てる。そして何よりもラストシーンが視聴者に衝撃的だった。会社で残業をする凌介のもとへ届けられる大きな段ボールの荷物。開くとそこには、大量の氷とともに息子らしき人間の腕が……。

 初回放送中のTwitterには「怖い怖い怖い」「怖すぎ、怖すぎ、怖すぎたーーー」「怖すぎまじでやばい」といった悲鳴の声が一斉に上がり、「やっぱリアタイやめる」「すでに真犯人フラグ怖くて離脱したい」といった声も。思えば『あな番』も登場人物が次々に猟奇的な方法で殺され、その死体発見シーンはショッキングなものが多かった。特に第15話で放送された食肉工場で無数にぶら下げられた肉塊の列に混じり、死体が吊り下げられている衝撃的なシーンは「マジでトラウマになる」という声が多数上がるほど視聴者を恐怖のどん底に陥れた。今回はそれが主人公の愛する家族かもしれないだけに、辛くて見続けられないという人が続出するのも無理はないだろう。

 もちろん、その腕が本物ではなく、悪質な嫌がらせで送られた作り物の可能性もまだある。それとも『あな番』のように、やはり本作も“トラウマドラマ”なのか。リアルタイムで観ることを諦め、明るい時間帯に録画を見るようにする視聴者も出てくるのではないだろうか。10月17日に放送される第2話の展開が気になるところだ。

■番組情報
日曜ドラマ『真犯人フラグ』
日本テレビ系毎週土曜22時30分~
出演:西島秀俊、芳根京子、佐野勇斗、桜井ユキ、生駒里奈、柄本時生、柿澤勇人、長田成哉、坂東龍汰、迫田孝也、田中哲司、宮沢りえ ほか
主題歌:Novelbright「seeker」(UNIVERSAL SIGMA / ZEST)
音楽:林ゆうき、橘麻実
企画・原案:秋元康
脚本:高野水登
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:鈴間広枝、松山雅則(トータルメディアコミュニケーション)
演出:佐久間紀佳、中島悟(AX-ON)、小室直子
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
製作著作:日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/shinhannin-flag/

東海林かな(しょうじ・かな)

東海林かな(しょうじ・かな)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

最終更新:2021/10/17 12:00

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