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ユーチューバー・ヒカル「新戦略」で動画再生回数“ガタ落ち”も…敏腕経営者の狙いは?

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動画「このチャンネルとネクステのこれからについて」より

 YouTubeチャンネル登録者数は458万人を超え、若者からカリスマ的な人気を誇るのはYouTuber・ヒカルだ。

 これまでは、当たりがでるまでお祭りのくじを引いたり、ぼったくりバーに潜入するなどYouTuberらしい企画で人気だったが、最近は新メンバーにラファエルを加えたYouTubeグループ「NextStage」(ネクステ)での活動や、「歌ってみた」動画を投稿するなどし、当初と路線を変更している。

 そんなヒカルが先月23日、自身の動画の中で行った「大事な報告」に視聴者がざわついているという。YouTubeに詳しいライターが明かす。

「今後、メインのチャンネルと、グループ活動をしているネクステのチャンネル、そして『歌ってみた』のチャンネルと、すべて企画ごとに分けることを発表したんです。結果的にサブチャンネルを含めると、ヒカルは現状4つのチャンネルを運営していくことになります。ネクステのチャンネルは登録者数およそ45万人(11月11日時点、以下同)とそこそこファンがついていますが、歌チャンネルは登録者数18万人ほどと、少し厳しい数字。さらに、11月3日に投稿された歌動画は、ヒカルと花村想太で結成されたユニット『UPSTART』によるものだったにもかかわらず、再生回数は6万回ほどと、メインチャンネルで投稿されていた頃に比べるとガタ落ちとなっています」

 しかし、YouTubeライターは「これは敏腕経営者でもあるヒカルの戦略では」と指摘し、こう続ける。

「ヒカルはチャンネルを分けた理由について、『歌ってみた動画だけ再生数が少なかったりとか、あとネクステもちょっとだけ再生数落ちたりするときもあったり』と、再生回数にバラつきが出てしまい、メインチャンネルの“見栄えがよくない”と説明。本人も新規チャンネルの再生数の初速は減ると予想していますが、今後、新規チャンネルでの動画がバズればYouTubeの急上昇ランキングにも載りやすくなりますし、いろんな人の目に止まり、幅広い視聴者層を取り込めます。彼はこれを見越してチャンネルを分けることを決断したのでしょう」

 一方、宮迫博之との目玉企画からは手を引くことになった。

「10月にオープンを予定していた共同経営の焼肉店『牛宮城』でしたが、肝心の料理のクオリティーをヒカルが“ダメ出し”。オープンは無期限延期となり、実質的にプロデュースを任されていた宮迫は状況改善を行うために、以降の動画配信を週3回に減らすことを明かしてましたが、11月11日にはヒカルが共同経営者から撤退したことを宮迫が発表しました。ヒカルとの不仲説については全面否定していましたが、いずれにせよ、ヒカルは早々に見切りをつけたのでしょう。損切りの判断の速さはさすがですね」(芸能ライター)

 アパレルや脱毛サロンなど、数々の事業を成功させた実業家としての顔を持つヒカル。納得がいかないことには妥協できない性格のようだが、YouTubeチャンネルの落ち込みも、その経営手腕で難なくV字回復させてしまうのだろうか。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/11/14 08:00
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