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米倉涼子『ドクターX』は特番にシフト? 田中圭「歴代ワースト」回が引き金に!?

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米倉涼子

 誕生から10年目に突入した米倉涼子主演の人気ドラマシリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)に陰りが見え始めている。今年で第7弾を迎えたが、初回の世帯平均視聴率は19.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と今期トップの好発進だったものの、第2話以降は15~16%台とかつての勢いは見られない。

「なにより米倉やスタッフがショックを受けていたのは、11月25日放送の第7話の視聴率でした。この日は田中圭のゲスト回で、田中演じる外科医の森本は9年前の第1シリーズ、そして4年前の第5シリーズにもレギュラー出演しており、今回4年ぶりの再登場ということでネットニュースなどで話題を呼んでいたのですが、ふたを開けてみるとシリーズ歴代ワーストとなる14.9%と、売れっ子俳優を投入してもふるわなかった。

 しかし田中がどうこうではなく、もはや“フリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉)が病院内での敵や壁に立ち向かう”というストーリーが飽きられてきているのは間違いない。視聴者からも『マンネリ化』『ワンパターン』の声が飛び交っていますが、どんなに深刻な病状となっても、最後には手術が成功するのはわかりきっていますからね。予定調和な内容が退屈になるのは当然で、実際、『ドクターX』は放送開始から15~20分後には視聴者が離れてしまう傾向が見られるそう。見せ場だったはずの大門の手術シーンもどんどん短くなっています」(テレビ誌ライター)

 前週の第6話では、大門が所属する「神原名医紹介所」の所長・神原晶(岸部一徳)が、元「東帝大学病院」の外科医・原(鈴木浩介)をスカウトしていたことが発覚。「では、正式にご契約いただけるということで。これで大門未知子はもう不要ですね」とのセリフがあったことから、降板フラグが立ったと視聴者をザワつかせている場面もあった。

 実際、水面下ではドラマ終了の動きもあるという。テレビ関係者が明かす。

「そもそも米倉は以前から『ドクターX』の継続に後ろ向きで、第6シリーズを一度は固辞。現在放送中の第7シーズンも一度話は流れたといいますが、米倉は昨年3月いっぱいで独立し、個人事務所を立ち上げたことで社員を食わせて行かなければならない身となり、コロナ禍で先行きが不透明なこともあって引き受けたとされています。また、年齢的にもミニスカ衣装や入浴シーンはキツいと感じているようですし、現在交際中のアルゼンチン人バレエダンサーが、新型コロナが収まってきたことで国に帰りたがっているとも。しかし、シリーズ歴代ワーストといっても今の時代に14.9%はじゅうぶん高視聴率で、テレビ朝日としてはこのまま続けていきたい。辞めたい米倉と、続けたいテレ朝が話し合った結果、今後は連ドラではなく特番で継続するという形で折り合いがついたと聞いています」

 『相棒』『科捜研の女』、そして『ドクターX』はテレビ朝日が誇る「BIG3」と呼ばれる人気シリーズだが、現在シーズン21が放送中の『科捜研の女』、そして現在放送中のシーズン20をもって反町隆史の卒業が発表された『相棒』はいずれも終了説が囁かれている。『ドクターX』も連ドラとしての幕が引かれるのだろうか。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2021/12/03 13:00
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