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『あちこちオードリー』野呂佳代、デビュー前の年齢詐称からキス闇堕ちトークで独壇場!

文=寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

『あちこちオードリー』野呂佳代、AKB48左遷からキス闇堕ちトークで独壇場!の画像1
テレビ東京系『あちこちオードリー』Twitter(@AchikochiAudrey)より

 1月12日放送『あちこちオードリー』(テレビ東京系)に阿佐ヶ谷姉妹の2人と野呂佳代がゲスト出演した。おもしろい組み合わせだ。

 錦鯉が『M-1グランプリ』の史上最年長王者となり、ベテラン芸人のパワーに改めて注目が集まりつつあるが、50歳の錦鯉・長谷川雅紀がいて、阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子は49歳、木村美穂は48歳である。ある意味、彼女らも遅咲きと言える。

 そして、野呂だ。AKB48に加入する以前、「朝倉佳代」の名前で芸能活動していた頃まで遡ると彼女のデビューは2000年である。「ナイスミドル」のコンビ名で2000年より活動を開始したオードリーと、実は同期なのだ。

「ロケハンやったの!?」スタッフに迫るAKB48時代の野呂

 ゲスト2組の突拍子もない組み合わせを見て、てっきり主役は阿佐ヶ谷姉妹になると思っていたが、この日は野呂が底力を見せた。

 22歳でAKB48に2期生として加入した野呂だが、オーディション時から彼女は枠に収まっていなかった。当時のオーディションの応募資格は22歳までだったため、「ギリギリの年齢は不利」と2歳サバを読んで20歳を自称し、さらに体型をごまかそうと縮尺を調整して縦に細く伸びた全身写真を送付したと告白する野呂。AKBに入る前からやることがスゴい。いきなりの年齢詐称である。野呂といえば、バンジージャンプロケで体重を軽めに虚偽申請したため予想以上にロープが伸び切り、頭が池に着水して死にかけたサバ読みがあまりにも有名だが、体重だけでなく年齢のほうも行っていた。ちなみに、彼女がリリースしたイメージビデオのタイトルは「打ちあがったマーメイド」である。

 しかし、そんな虚偽はじきにバレる。オーディション会場で実物の野呂を見たスタッフたちが「あいつ呼んだの誰?」とザワつき始めたのだ。だが、その際に秋元康が「この子がスタイルが良くなって綺麗になっていく過程があったら面白いよね」と判断、無事に野呂はAKB48に合格することができた。

 そして、AKBのメジャーデビュー曲「会いたかった」の選抜に入った野呂。だが、他の子を肘で押しのけテレビに映ろうとしすぎて周囲から敬遠され、居場所をなくしていってしまう。当然、次のシングル「制服が邪魔をする」では選抜から外された。他のメンバーの邪魔をしたからだ。

彼女の回顧がさっきから、絵に描いたように元アイドルが明かすアイドルグループの暗黒面で引く。そう考えると、モーニング娘。時代の保田圭の“目立とう精神”はマナーが良かった。

 ただ、この頃の野呂はなぜか秋元から目をかけられており、「お笑いコンビを組みなさい」と直々に助言を受けるスペシャルな寵愛を受けていたという。それからは秋元が書いたネタをメールで送ってもらい、AKBの公演で漫才を披露する毎日に。つまり、秋元康が座付き作家を務める漫才コンビを組んでいたのだ。ものすごい話だ。コンビ名「なちのん」で検索すると、野呂が同期の佐藤夏希と組んで『M-1グランプリ』に出場した動画を今も視聴することができる。なちのんは2007、2008年と2年連続でM-1を2回戦敗退した。

 ただ、目はかけられているし、もとからお笑いは好きだったし、野呂はある意味波に乗った。そして、調子にも乗った。

「船で出る荒波のロケとか、過酷なのがあったんですね。そういうときに『ロケハンとか誰かやった!?』みたいなことを調子に乗って言っちゃう人だったんですよ、私」(野呂)

 若手アイドルのくせに、わきまえずにスタッフいじりをやりたがっていたらしい。それなりの年齢だっただけに「大人だからわかるでしょ?」的なノリで「スイッチングとかどうなってる!?」と不遜な態度を取っていた野呂。板橋区出身のせいか笑いの方向性がとんねるずみたいだが、裏方いじりはテクニックと信頼関係がマストである。そして、野呂はスタッフからも嫌われた。

さっきから、『あちこちオードリー』の収録なのに、なぜか『しくじり先生』(テレビ朝日系)みたいなことを1人でやっている野呂。ただ、トークが妙に仕上がっていて圧倒されるのも事実だ。

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