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『家つい』からあげクン大好き9歳女子の野望は「ディズニーランドをぶっ壊す」!?

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

『家つい』からあげクン大好き9歳女子の野望は「ディズニーランドをぶっ壊す」!?の画像1
『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)

 1月19日に放送された『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)は、題して「人それぞれの運命の瞬間SP」であった。ちなみに、今回のゲストはKing & Princeの永瀬廉と錦鯉の2組。取材される側だった錦鯉(昨年1月27日放送回で錦鯉・渡辺隆父子宅が取材された)が、1年後にはVTRを見る側に回っているのは胸熱だ。VTRのワイプに映る渡辺の顔は、まるで中堅アナウンサーみたいである。

東大にきて勉強以外の特技も探す、地方出身の有望青年

 下北沢駅前でスタッフが「インタビューに答えていただくと何かイイことあるかも?」というプラカードを掲げていると、「興味あるんですけど……」と1人の若者が話しかけてきた。グイグイ来るこの青年は、書店で短歌本を買った帰りという18歳の大学生である。広島から上京し、現在は東京大学の文化三類に通っているらしい。文3といえば堀江貴文と一緒。上京するもコロナ禍で、寂しくてスタッフに声をかけてきたのか? 兎にも角にも、東大のインパクトは絶大だ。

――めちゃめちゃ優秀じゃないですか。
男性 「(首を振りながら)やめてください。落ちこぼれなんで……」

 は? 何が落ちこぼれなのだろうか。スタッフが「家、ついて行ってイイですか?」と尋ねると、彼は承諾してくれた。自宅までの道中、タクシー内でインタビューが行われている。

――将来、やりたいことはあるんですか?
男性 「今のところはない……」
――探してるところですか?
男性 「はい」

 東大に行ってても目標がないなんて。そんな彼が生活する1Kの部屋(家賃6万4,000円)に到着すると、ちらかっているのだ。実家のお母さんが番組を見たら、すっ飛んで掃除しにきそうだ。でも、ノートを綺麗に書く学生にかぎって成績はイマイチ……なんてことはよくある。東大生の住処は、得てしてこんなものかもしれない。

 ちらかって見える原因は、物の多さだ。エアロバイクがあるし、室内懸垂器があるし、買ってすぐに使わなくなったコーヒーメーカーとコーヒーの入門書もある。

「東京に来たとき『運動不足にならないように』と思って買ったんですけど、最初の1週間くらいで……。全然、続かなかったです。懸垂してないし、(懸垂器具に)洗濯物を干しちゃってます。僕は本当、三日坊主がちで」

 キッチンに行くと、1人暮らしなのに食洗機が置いてあった。シンクを見ると、洗い物がたんまり溜まっている。

「俺は洗い物無理だなと思って食洗機買っちゃいました。ちゃんと使ったのは1~2カ月。(食洗機の中のにおいを嗅いで)……うっ、ダメです(笑)」

 よく見ると、食洗機内の食器にカビが生えているのだ。いろいろ買っても使わない彼。どうにもズボラすぎるが、受験を終えて燃え尽きてしまったのか?

――ちなみに今、お付き合いしてる人はいますか?
男性 「いないです」

 どう見ても、この部屋には女の子を連れてこられない。家を見た時点で、彼女がいないことはわかった。

男性 「中学生の頃はいたことがあります。高校、大学とずっといないですね」
――中学校のときの恋愛はどんな感じだったんですか? どのくらい付き合ったんですか?
男性 「1年ぐらいですかね」

 本当だろうか……? この手の「昔はいた」的な恋愛話は、盛ってるパターンが相場だが。

――ちなみに、そういった経験はありますか?
男性 「『そういった』って言うと? 『そういった』って何ですか?」
――あの……初体験は?
男性 「アッハッハッハッハ! 結構聞くんですね(笑)。(顔を真っ赤にしながら)ないです、ないです」

 東大生に初体験を聞く番組、前代未聞である。スタッフさんも純粋なシャイボーイをからかわないでほしい。しかも彼、本当に質問の真意がわからなかったようなのだ。もう、テレビでわかるぐらいまっかっかである。ただ、文3なら女性は多いし、彼はなかなかのイケメンだ。これからの展開に期待したい。

 ただ、今までは人生勉強漬けだった。高校時代の模試成績表を実家から持ってきているという彼。それを見るとすごいのだ。特に、注目は現代文。平均点53.8のテストにおいて100点満点を獲得しており、全国34万人中もちろん1位である。現代文って100点が取れる教科なのか……。レーダーチャートを見ると綺麗な五角形を描いているし、国語の偏差値はなんと83.0だ。

「東大生が出たりする感じの高校じゃなかったんで、文系で勉強と言ったら自分みたいな感じで、1個それがアイデンティティだったりもしたんですけど……」

 アイデンティティだったのは、話を聞いていればわかる。上京先にまで成績表を持ってきたほどの誇り。卒業後も過去の模試にこだわるタイプは理系に多いが、文系ではなかなかめずらしい。では、今はどうか?

「う~ん……、今はそんなに全然。クラスで最下位なんですよ、成績が。挫折しちゃってますね。東大にきてこんなにすげぇ奴らがいるんだと。自分が『あぁ、俺こんなにできないんだなあ』みたいな。焦って眠れなくなることが結構あったりして」

“地方出身の東大生あるある”である。普通の高校を出て入学し、灘高校や開成高校の出身者に打ちのめされる。これまでの人生とは自分の立ち位置が変わり、相対的に挫折する。退学に至る者、卒業後まで尾を引きずる者もいると聞く。それどころか、東大を目指す段階で踏み外す若者さえいるのだ。東大前で起こった刺傷事件は記憶に新しい。東京大学には独特の魔物がいると思う。

 でも、彼は違う。今は最下位ということは、この後は上がるだけ。その挫折を感じてきたのは君だけじゃない。18歳の東大生なんて可能性しかないだろう。事実、彼は可能性を探っている。勉強以外の特技も持とうと模索しているのだ。

「いろんなものに手を出してきたのは、今の自分が嫌で変わるきっかけを探してた……みたいな」

 サイクリングバイクも懸垂器具もコーヒーメーカーも、変わるきっかけを探す過程の物だった。ロケ前に購入していた短歌本も、である。

「そんなときに短歌の本を見つけて、買ったんですよ。絶対にいろんな人にいい短歌を作って読んでもらいたいなってモチベーションが、今はあって」

 三日坊主になった今までの興味は、彼の人生に必要がなかったと言い換えることもできる。本当に必要なら、ずっと続けられるはずだ。短歌ならば、彼のアイデンティティだった勉強との距離も近い。

 自分へのもどかしさを他人のせいにせず、いろいろなことに挑戦する時点で彼の望みは大きい。コミュ力が高いし、イケメンだし、コロナが終わればこの青年はきっと楽しくなる。彼のこれからが知りたくなった。

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