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「たまたま見かけた可愛い女の子を暇つぶしゲーム感覚で特定」

『ねほりんぱほりん』ネットで“特定”しまくる人のヤバい心理とスキル

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

『ねほりんぱほりん』ネットで特定しまくる人のヤバい心理とスキルの画像1
『ねほりんぱほりん』(NHK Eテレ)Twitter(@nhk_nehorin)より

 2月11日放送『ねほりんぱほりん』(NHK Eテレ)のテーマは「“特定”が得意な人」であった。特定とは、SNSで発信された写真や動画などから個人情報を突き止める行為のこと。ゲストとして登場したのは中学生の頃から10年間、特定に勤しんでいる大学生のアリサさん(20代)だ。

 一般的な「特定」は芸能人のプライベート等を詮索するイメージだが、彼女はもっと身近なところで特定を利用している。

「私が好きになった人が匿名でやっているSNSのアカウントを、本人にバレないように特定しています」(アリサさん)

 この番組を見るといつも思うが、ゲストとして登場する豚さんのプライバシーがちゃんと保護されているかが心配だ。アリサさんのほうこそ特定されないか、そっちも気になった。

鍵アカを開けるために、“同級生”の架空アカウントを作成

 アリサさんが好きになったのは、大学のゼミの先輩らしい。先輩後輩の間柄ならストレートに「教えてください」と聞けばいいように思うが、相手は好意を露わにすると逃げるタイプだそう。だから、彼女は水面下でこっそり動いた。

 では、どうやって特定するのか? まず、アカウント名を予想する。特に多いのは「名前+誕生日」で組まれているアカウントだ。4月14日生まれのMC・山里亮太なら、「yamasato414」「ryota414」、「yama414」などが予想できる。

アリサ 「いろんな組み合わせをして、検索をかけていくんですね」
山里  「何がすごいって、今、例えばで出した中に本当の僕のアカウントがあったんですよ」

 確かに、山里のTwitterアカウントは「YAMA414」である。しかし、意中の彼はこの組み合わせを使っていなかった。そこで彼女がとったのは、友人から攻める方法だ。やはり「名前+誕生日」で先輩の友人のアカウントを探し出し、そのフォロワーから先輩のアカウントを突き止めたのだ。特定には根性と粘着、そして発想が重要ということ。だが問題は、彼がいわゆる“鍵アカ”だったという点だ。

アリサ 「なので、鍵開け用に高校の同級生のアカウントを作って」
山里  「それ、まったくの架空の人物?」
アリサ 「架空の人物です。実在してないんですけど、実在してるように見せる」

 意中の彼の同級生だと偽った架空の人物のアカウントを彼女は作ったのだ。彼が卒業した高校の過去の学校行事アカウントをヒントに「こんな同級生いたかもなあ」と勘違いしそうな人物像を構築。プロフィール欄に載せた「アカウントを新しくしました!」の1文は、フォロワー数が少ない言い訳でもある。さらに、彼女は1カ月間かけてこのアカウントを育てた。

「最初から彼のところに行くんじゃなくて、彼の周りの友だちがそのアカウントをフォローしてから最後に潜り込むって感じですね」(アリサさん)

 彼の高校の同級生に片っ端にフォロー申請し、「実在する同級生だ」と信じ込んだ人たちからフォロー返しされることを待つ。そして、このアカウントには本物の同級生のフォロワーが何人もついた。このように架空アカウントの信用度を上げてから、彼にフォロー申請をするのだ。「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」とは、まさにこのことか。結果、この架空アカウントは彼と相互フォローになった。

「告白の勇気がないから、SNSから得た情報を勇気の代わりにした」

 その後、アリサさんはSNSを参考に彼の好きな異性のタイプをチェック。ローラや新木優子をフォローしていると知るや、自らのメイクをモデル風のそれへと寄せていった。彼の趣味が古着と知れば、コーディネートに古着を取り入れるようにもなった。これは諜報活動だ。特定作業込みの恋の駆け引きである。

YOU  「告白するんじゃダメなのか、昭和みたいに」
アリサ 「いや、勇気がないのでSNSを勇気の代わりにして」
山里  「告白するのは勇気と武器も必要だもんね。だから、一途にスパイ活動をして」

「SNSが勇気の代わり」とは、令和ならではのワードである。ただ、理解できなくもない。意中の相手の趣味嗜好を本人の言動や友人情報から探り、そのデータを参考に攻めるという戦略はネット以前のアナログ時代からあった。ツールが現代的なだけで、欲求自体は普遍的である。

 さらに、アリサさんは彼が交際する女性のアカウントも特定した。2人の別れのタイミングを待ち、攻めのタイミングを窺ったのだ。

「彼女のアカウントを毎日監視じゃないですけど、ずーっと見てるっていう感じで(笑)。しばらくしてから彼の誕生日に一緒に過ごしてなかったり、彼女のほうがツーショットの写真を消したっていうのが増えてきて、彼女がついにフォローを外したので、『あ、別れたんだな』っていう」(アリサさん)

 正直、これも理解できなくはない。意中の人の恋愛状況を探る欲求は、やはりアナログ時代と変わっていないからだ。少しだけ共感できてしまう。ただ、「告白する勇気がないから、SNSを武器に」という発想だけはまったく理解できない。「監視じゃないですけど」と本人は笑ったが、監視である。

「彼とのツーショットを消す」という最強のエビデンスを確認したアリサさんは、万全の状態になってからようやく行動を起こした。彼に古着について質問するなど、“同じ趣味を持つ者同士”の雰囲気を演出したのだ。

「それで、彼のほうから『気が合うね』『それ、俺も好き!』という言葉が引き出せるようになったので、これはイケるなって(笑)」(アリサさん)

 彼は「気が合うね!」と驚いたが、気が合うのは当然だった。

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