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ランジャタイ国崎の“実家”訪問VTRを観た後の「不可避」について

文=飲用てれび(いんよう・てれび)

ランジャタイ国崎の実家訪問VTRを観た後の「不可避」についての画像1
『相席食堂』(朝日放送)公式Twitter(@aiseki_syokudo)より

 テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(2月13~20日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします

ランジャタイ・国崎「僕のルーツになった思い出の……」

 一度それを経験したら、もうその前には戻れない経験というのがある。トラウマ級のものでなくてもいい。ある本を読んでからしばらくは世界の見え方が一変してしまった。映画館を出たら街の風景がいつもとは違って見えた。誰かを嫌いになってからは、もうその人の言動すべてが嫌になってしまった。そんな経験は多くの人にあるのではないかと思う。

 15日の『相席食堂』(朝日放送)がまさにそんな回だった。この日に放送されていたのは、『M-1グランプリ2021』(テレビ朝日系)のファイナリストがロケの面白さを競う「街ブラ-1グランプリ」。毎年恒例の企画だ。前の週(8日)に登場したのは、ハライチ、もも、ロングコートダディで、この日はゆにばーす、ランジャタイ、真空ジェシカの番だった。

 問題のVTRが流れたのは、ランジャタイのときだ(このあとネタバレがあります)。

 街ブラ-1グランプリのロケ先は、芸人たちの出身地などゆかりの地。芸人たちがM-1ファイナリストとなって地元に凱旋する様子や、自身のルーツを振り返る様子がカメラに収められる。ランジャタイの2人も例にもれず、ボケ役の国崎和也が出身地である富山県・氷見市を訪れ、自身の生い立ちを回顧していた。

「僕のルーツになった思い出のよしだやに行きたいと思っています」

 そういって飲食店に入り、子どものころの思い出を語る国崎。その後は、3年ぶりという実家を訪れた。両親とともに幼少期の国崎の写真を見たり、父親と入浴したり。いつものキテレツな言動から一変、国崎は“息子の顔”を見せていた。しかし――

「これ怪しいな」

 大悟がVTRを止めて指摘した。すでにVTR中に「ホンマに国崎の家かな…」などとノブがつぶやいていたが、大悟もまた、親もふくめてまったくのニセモノではないかと疑念をもらした。

 答え合わせはその直後。VTRが再開すると、実家をあとにした国崎が言った。

「あの……こんなこというのもアレなんですけど、まったくの赤の他人です」

 千鳥の疑念どおり、家も両親もニセモノ。さらに、「僕のルーツ」と語った飲食店にも行ったことがないらしい。VTRではカットされていたが、ランジャタイは国崎の母校にも訪れたとのこと。当然、その“母校”も嘘である。

 さらに、最後はツッコミ役の伊藤幸司が、実は例のボブみたいな髪型を角刈りにしていたとの大オチ。「めちゃくちゃ男気ある」(ノブ)、「たけしさんのところにまず弟子入り」(大悟)などと千鳥のツッコミも止まらない。伊藤のあの髪型は、彼が憧れる綾波レイ(『エヴァンゲリオン』)がモデルであったことでも知られる。綾波レイ、たけし軍団入り。『相席食堂』の芸人ロケでは途中で髪を切るのが定番だけれど、そのなかでももっとも大胆な髪型の変更だった。

 大きなインパクトを残して終わったランジャタイの街ロケVTR。その後に登場した真空ジェシカのロケの見え方も、変えてしまったように思う。大悟はもらした。

「ランジャタイのせいで、全員がニセモノに見え始めだした」

 一度それを経験したら、もうその前には戻れない経験。ランジャタイを経験し、ランジャタイ後の体になってしまったら、もうランジャタイ前のように映像が見られない。VTRに出てくる人たちが全員ニセモノに見えてしまう。

 映像のリアリティを保持するためにも、『相席食堂』ではもう二度とこのようなVTRが流れることはないだろう。ランジャタイが仕掛けた“劇薬”のようなフェイク。テレビを見る私の網膜に、しばらくランジャタイの残像が焼きついていた。

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